イナズマイレブン～FF編～第1巻 (ページ24)

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（２２）ファンページ24

練習が終わったその夕方、円堂たちは部室で着替えが済んで少しくつろいでいるところだった。

聖悟は手を組んで、軽く伸びをした。

聖悟「……ん。今日の練習、全然進歩しなかったな」

円堂「あはは……」

秋「みんな、お客さんよ」

そこに、制服に着替えた秋さんが部室のドアを開けて入ってきた。

秋さんは「どうぞ」と言って連れてきた人を中に入れた。

そこには、顔を赤らめた3人組の女子生徒だった。

制服のリボンが緑だから同じ2年だろう。

「あ、あの…。天空くん、いるかな？」

聖悟「……何の用」

「これ……受け取ってくださいっ！」

「こないだの帝国戦で、体を張ってまで守ろうとした姿、カッコ良かった！」

聖悟「はぁ……」

「これからも、練習頑張ってくださいっ！」

「応援してます！」

聖悟「…………」

「そ、それじゃあまたねっ」

聖悟「…………」

女子たちは、キャーキャー騒ぎながら部室を後にして行った。

栗松「天空さん……。今の女子たちって……？」

聖悟「知るかよ。それより、今日これでプレゼントが合計65になった」

風丸「どうしよう、って…」

聖悟「1、2、3…計15人か。要らない全部中身、菓子ばっかだから食っていいぞ」

松野「お、ラッキー」

半田「疲れた後の甘味は美味いよな」

影野「俺のこと…ちゃんと人数に入れてくれた…」

みんながお菓子に目を輝かせている間、天空はふと腕時計に目をやった。

聖悟「あー。これから予定あるんだった。じゃあな」

足早になった聖悟は、部室のドアをピシャリと閉めて出て行ってしまった。

「「…………」」

松野「……なんか、天空ってマイペースなヤツだな」

風丸「あぁ…」