〜キャプテンの帰還〜 ページ24
そして数日後。
「何なんだこの大会は!これがFFIなのかよ!?」
皆がミーティングルームに集められている中、灰崎は怒りを爆発させていた。
それも当然だろう。
今までの試合、韓国、オーストラリア、ウズベキスタン…
どれ1つとして、清々しいサッカーをお世辞にも出来ていないのだ。
怪我する者もいれば、離脱する者も。そして、
『裏切り者』もいた。
『自分達のやりたいサッカー』が出来ない事に、他の皆も不満げだった。
「あぁ、イメージしていたのと大分違うな」
氷浦も眉をひそめる。
ヒロトはAに話を振った。
「次は誰がやられるんだ?
なぁ、A」
「…………」
FFIに隠された“闇”を知る少女は、黙ってうつむいていた。
そんな時。
戸が開き、円堂が入ってきて
「ただいま」
と言った。
「………??!?мзж*#∀⊂∂äæôóìþżйωου??」
パニックで、訳のわからぬ事を喚く皆。
「え、円堂さん!?もう大丈夫なんですか!?」
最初に日本語を話したのはA。
「ああ!」
「よかった…
…あの、すみませんでした…私なら絡んで来た人達倒せたのに…」
「気にすんな!お前は全っ然悪くない!
俺がいない間チームの士気を上げてくれてありがとうな!!」
「光栄ですーっ」
泣きそうなA。
「……雷門オタクが」
「ん?今何て言ったの?吉良ヒロト君?」
やけに綺麗な笑みの裏の殺気に気付いたヒロトは、
「何も言ってねーし」
と取り繕った。
このままでは空手の餌食になるのは確実、と察したらしい。
「あはは…」
円堂が苦笑していると、
「初めまして、円堂さん」
野坂が声を掛けた。
「んっ?」
「お会いできて光栄です」
「おおっ!野坂じゃないか!お前が居れば100人力だな!」
「ありがとうございます。僕も円堂さんみたいなプレイヤーになりたいと思って努力しています」
野坂が微笑を浮かべて言い切った。
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ヒメアミ(プロフ) - あいさん» 本当にすみません!文字色を変えて対象しました…すみません!…ストーリーが好き!?ありがとうございます!!嬉しいです!! (2020年1月26日 10時) (レス) id: fb659ead07 (このIDを非表示/違反報告)
あい - さっきの付け加えで、LINEの話で吹き出しと文字の色が重なってなんと言っているかわかりません…すみません。先程も書きましたがストーリー大好きなので頑張ってください! (2020年1月25日 23時) (レス) id: d906fc2769 (このIDを非表示/違反報告)
あい - すみません!ストーリー好きです!でも氷浦くんが何を言ってるかわかりません…設定で変えられるかもしれませんが私は始めたばかりなので…すみません… (2020年1月25日 22時) (レス) id: d906fc2769 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ - wataruさん» イナイレ大好きです!必殺技とかも面白いし、キャラも面白いし、ストーリーも面白いし…最高だと思います。…いいですよ!まとめてメッセージ送っちゃってくだs((((殴×100すみません、キャラ崩壊中です…学校での私を取り戻します…とにかくありがとうございます! (2019年11月24日 16時) (レス) id: fb659ead07 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ - wataruさん» これ読んでニヤニヤしちゃった…ありがとう(ございます)!←砕けた口調でいいと言われた瞬間タメ口になる愚かな生物300点だ、やったー!誉めてくれてすっっごく嬉しいです!すっごい心に響いてます!コメントもらえると小説書いてて良かったな、と思います! (2019年11月24日 16時) (レス) id: fb659ead07 (このIDを非表示/違反報告)
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