パンドラの匣 2

９１　笑ってはいけない迷い犬 ページ42

箱庭「魔法使いはシンデレラの服をドレスに変えかぼちゃ・・・・

は、作れなかったので鼠から変身した馬が直接シンデレラを運ぶことになりました」

馬：国木田、宮沢

太宰「社員いじめだ・・・」

中原(配役がなんかリアル・・・)

芥川「ヤクザと・・・舎弟・・・？」

箱庭「城では着飾った女性たちを王子が退屈そうに眺めておりました」

緊張からかキョロキョロと辺りを見回すゴーゴリ

太宰「全然退屈そうじゃないよね」

中原「あいついつの間にあっちに行ったんだ？」

箱庭「シンデレラと王子は一目で恋に落ちました」

太宰「おかしいな・・・・カツアゲに見える」

中原「よかった そう見えたの俺だけじゃなかった」

敦「あのー、ずっと気になってたこと聞いていいですか？

あの舞台後方にずっと立ってる広津さんは何なんですか？」

中原「あ、なんだ全員に見えてたのか 不自然すぎて俺の幻覚かと思ってたぜ」

太宰「ねぇ箱庭ちゃ、」

箱庭「しかし零時の鐘がなります」

太宰「あっ・・・無視？さっきまで答えてくれてたじゃん」

敦「触れてはいけないんですよきっと・・・」

福沢「さようなら」

ゴーゴリ「まってくださーい！」

太宰「僕のお金返してくださーい！！」

中原「アテレコすんな！！」

箱庭「王子は靴を頼りに町中の娘を探して回り、」

ゴーゴリ「匣ちゃーん！！この靴とってもきれいだよ！！」

箱庭「え、ちょ！こっち持ってこなくていいから！ゴーゴリ！ストップ！！」

太宰「王子、娘探してないな」

中原「もう箱庭と結婚しろよ」

箱庭「王子が諦めかけたその時」

中原「すごくしょんぼりしてるな」

太宰「受け取ってあげなよ箱庭ちゃん」

箱庭「すると、靴はシンデレラの足にぴったり合ったのです」

太宰「いや合ってない 合ってない」

箱庭「合ったのです」

中原「意外と強引だな」

箱庭「再開を果たした王子とシンデレラは幸せに暮らしましたとさ」

太宰「ようやく終わった」

箱庭「はいそれではー」

ピーッ！と箱庭が笛を吹き、

箱庭「全員、アウトー！！」

ゴーゴリ「さぁ！次はあかずきんちゃんだよ！！」

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