パンドラの匣 2

８５　笑ってはいけない迷い犬 ページ36

ピー

バスが止まり扉が開く

そして入って来たのは

条野、福地、大倉だった

箱庭(え？・・・まって何にも聞いてない・・・)

条野「隊長 ある情報を手に入れました」

福地「よし、なんだ」

条野「武装探偵社の太宰という男についての情報です」

太宰「え、私？」

条野「なんでも近くの喫茶店で女給を口説いて平手を食らったり、爆弾を仕掛けられたこともあるほどの女たらしらしく」

大倉「最低じゃな」

太宰(やばい・・・本当の事だから否定が出来ない)

敦(本当の事だからかばえない・・・！！)

条野「なんでも最近住所の隠蔽が大変らしくて・・・」

大倉「隠蔽、じゃと？」

条野「はい そこで・・・面白そうなので一人被害者を連れてきました」

太宰「え」

中原「は？まじか・・・」

入ってきた女性に中原が驚く

それは・・・

樋口だった

大倉「あの包帯糞野郎に何をされたのじゃ？」

箱庭(大倉さん容赦ない呼び名・・・)

樋口「はい、急に心中に誘われて、盗聴器を仕掛けられて、そのせいで先輩に頬を叩かれました」

太宰「・・・」←すべて事実

中原「・・・」←自分の元相棒が思ったよりやらかしてて驚いてる

谷崎、敦「っ・・・ぐ・・・」

ちょっと笑いそう

芥川(叩いたのは、僕だな・・・)

大倉「どうじゃ？いっそのことお前が叩き返してみては」

樋口「・・・そうですね では樋口！行きます！！」

中原「まじか！？あの樋口が芥川を」

樋口「えい！」

スパァン！！

強烈な平手が決まる

その相手は

中原「ぐっ！！・・・いやなんで俺！！？」

中原だった

敦「ぶっ！・・・あはははは！！！」

谷崎「な、なんで中原さん！あはは！」

太宰「あははははは！！中也ざまぁ！！」

芥川「なんか・・・申し訳ありません」

敦「なんでお前は謝るんだよ！！」

芥川「黙れ人虎！！」

条野「では、私たちはこの辺で」

大倉「本当は「中原 酔っ払い事件」「中島の茶漬け物語」「谷崎 シスコン坂」

とかもあるのじゃがな」

谷崎「ちょっと待ってください！！なんですかその題名！！」

箱庭「以上、猟犬＆樋口の皆さんでしたー」

ゴーゴリ「茶漬け物語や酔っ払い事件はまだわかるけど・・・シスコン坂・・・」

箱庭「・・・あれ？建物ってあれ？」

ゴーゴリ「あ、ごめん 三分ぐらいで着くって言ったけ？」

箱庭「聞いてない・・・・」

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