パンドラの匣 2

７１　王様ゲーム ページ22

ドアが開き、出てくる三人

メイド服を着たドストエフスキーとチャイナ服を着たゴーゴリ

そしてナース服を着る箱庭の姿がそこにあった

エリス「似合ってるわよ三人共！！でも・・・そんな白衣あったかしら」

ゴーゴリ「あ、それは私がとってきたよ」

箱庭「ドストさん普通に女子っぽい・・・」

ドスト「匣さんはとても可愛らしいですね 少しダボっとした白衣がまた・・・」

箱庭「ちょっと気持ち悪いですね」

ゴーゴリ「これいつ着替えていいの？ヒールあるから歩きにくいんだけど・・・」

エリス「後三ターンはそれよ」

箱庭「まじか・・・」

元の場所に座ると右隣りの条野に

条野「ドンマイです」

と声を掛けられた箱庭

内心変わってくれないかなぁと思ったらしい

「王様だーれだ」

箱庭「あ、私だ」

ゴーゴリ「おぉ！匣ちゃんか！一体なにを命令するの？」

箱庭「じゃあドストさん 帰ってください」

ドスト「これそういうゲームじゃないですよ 番号制ですから」

ゴーゴリ「匣ちゃんドス君の事嫌い過ぎない・・・？」

箱庭「拉致ってくる人の事をどう好きになれと？」

ゴーゴリ「圧倒的正論・・・」

箱庭「・・・」

ゴーゴリをジーっと見つめる箱庭

ゴーゴリ「？？匣ちゃん・・・？そ、そんなに見つめられたら照れちゃうなー・・・

・・・いや、ほんと待って・・・／／／」

ゴーゴリの顔が赤く染まっていくと

箱庭「ＯＫ、十一番ね」

ゴーゴリ「へ」

箱庭「十一番 コーヒー淹れて」

ゴーゴリ「え、あ・・・はい」

外套を翻し消えたゴーゴリ

それを見届けた後

ドスト「えぐいですね・・・」

箱庭「なにがですか？」

ドスト「まさか技術を駆使して番号を当てるとは・・・」

箱庭「ゴーゴリのコーヒーは美味しいですから」

ドスト「まぁ彼の入れたコーヒーのおかげで貴方の警戒心が低下したのは嬉しく思いますね」

箱庭「低下どころかゴーゴリには完全に解きましたけどね」

ドスト「え」

「王様だーれだ」

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