2つの個性 ページ3
私の両親はヒーローで個性婚だった
私を強いヒーローに
したかったらしい
私自身、2人の活躍する姿をテレビで見て
ヒーローに憧れていた
母も父も優しかった
幸せだった
ただ、それは4歳までだった
周りの子に個性が出始めたのに比べ
私はなかなか個性が出てこなかった
両親は不思議に思い私を病院に連れて行った
検査してわかった
私は『無個性』だった
それから私の環境は急変した
幼稚園の友達は私のことを馬鹿にした
両親は私に冷たく接するようになった
酷いときは殴られた
でも1人では無かった
私には幼馴染が2人いた
1人は『爆破』の個性を持つ男の子
もう1人は私と同じ無個性だった
元々仲がよかったから一緒にいた
・
・
・
・
私達3人は同じ中学に通っていた
年齢を重ねるごとに親からの
扱いはどんどん酷くなっていった
自分の部屋は物置状態にされ
ご飯だって用意されてない
そこにはいない存在として扱われる
その頃には既にヒーローが大っ嫌いだった
『困った人を助ける』？
私の両親はヒーローのくせに家では
こんなことをしているのを世間は全く知らない
テレビで自分の子供の事をインタビューされたら
『強い個性をもったいい子』なんて言ってやがる
そのせいでこっちはいい迷惑だ
中学ではそれのせいでクラスの人達に
いつも馬鹿にされる
「本当は個性なんて無いくせに」
「強い個性見せてみろよ」
悔しかった
私だって好きで無個性なわけじゃないのに
そんな私をあの子は慰めてくれた
「気にしなくて大丈夫だよ」
同じ無個性なのにヒーローが大好きで
オールマイトのようなヒーローになるのが夢らしい
…私とは大違い
・
幼馴染の子と帰ろうと思いクラスに向かうと
小さな爆発音が聞こえた
教室内に入ると
『爆破』の個性を持つ幼馴染、勝己が
『無個性』の幼馴染、出久のノートを爆破していた
それは出久が昔から凄いと思った
ヒーローの特徴が書いてあるノートだった
挙句の果てにはそれを窓から投げ捨てた
それを見て私はキレた
貴女「なんでそこまで酷いことができるの」
爆豪「あ?無個性の癖にヒーローなんて夢見て
雄英受けようとするデクが悪いんだろ」
なにそれ…。
貴女「無個性は夢すら見るなってこと?」
爆豪「んなこと言ってねぇ。ただ、無個性だった
自分を恨むんだな」
嘲笑うように言ってくる
勝己「あ、そんなにヒーローに就きてんなら
効率いい方法あるぜ」
次の一言で私の中の何かが壊れた
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クリパ好き - 神…() (2022年10月13日 16時) (
レス) @page50 id: 5ac86cef99 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこばなな - ハイキュー影山のバカップルの話から来ました(*ノ▽ノ)私もヒロアカ、暗殺教室、ハイキュー、黒バス、文スト大好き好きです(。-∀-)これからも頑張ってください (2020年3月9日 10時) (レス) id: c696327d14 (このIDを非表示/違反報告)
まう(プロフ) - ルイさん» ('A`)人('A`)ﾅｶｰﾏ (2019年6月23日 16時) (レス) id: 36ed8bcda8 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - ヒロアカ好きさん» いやいや、同意見すぎてそれなです((( (2019年6月22日 16時) (レス) id: 1036fcd1e5 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロアカ好き(プロフ) - 大体の夢小説は八斎會バイバイENDな感じで悲しかったんですけど今回の夢小説はみんな一緒？ENDで嬉し涙が出てきました....こんな素敵な小説ありがとうございます!!!!!!これからも頑張ってくださいです!!!!!! (2019年1月26日 4時) (レス) id: 36ed8bcda8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rei | 作成日時：2018年5月22日 15時
