【A3!】清純派女優の裏の顔【摂津万里】 (ページ4)

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裏の顔3 ページ4

貴女side

放課後、同じクラスの男子に呼び出された

そして、予想道理言われた言葉は

「す、好きです!付き合ってください!」

私はいつものように

貴女「…ごめんなさい。誰とも付き合う気は
無いんです。それに、スキャンダルになると
困るから…。」

と、返答する

その後に「友達になってほしい」と言われて
「大歓迎」という『建前』の言葉を返す

男子が教室から出ていく

私はため息をつく

ハァ…やっと…

気が抜ける

貴女「あー…、マジかったりぃなクソが」

いつも学校で出す声より2オクターブぐらい低い声を使う

制服も第二ボタンまで開け、スカートも3段ぐらい折る

家が厳しいからいつも優等生の振りをする

見た目だけで学校からも勝手にそう思われ

やりたくもない委員長までやらされている

マジクソかよ…。

そして世間からの私は『清純派女優』と
思われている

いやいやいや、ねーよ

何が清純だよ

勝手に決めつけんなや

私はいつも放課後に教室で愚痴を零す

こんなところ誰かに見られたら
学校生活&女優業終わりだわ

そう思いながら1人で愚痴っていると

ｶﾞﾗﾗﾗ

扉が開けられる音がした

呼吸が止まった様な感じに陥った

冷や汗を掻きながら音のしたほうを見る

そこに立っていたのは私の隣の席

学校をサボってばかりの不良

摂津万里だった

ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ!

頭の中でサイレンが鳴る

実際ヤバイなんてもんじゃない

北〇鮮からミサイルが飛んできて
ここに落ちてくる並みにヤバイ!←

私は急いで制服をきちんと着て

貴女「万里君、どうしたの?」

声のトーンも戻し何事もなかったかの様に話しかけた

万里「いや、さっきの場面見てたし
聞いてたから」

クソッ!

無かったことにしてくれなかった!

万里「流石にあんなの見といて
無いことにはできないだろ…。」

な、何故考えていることがバレたし!

万里「さっきから声に出てるし」

貴女「マジかよ…。」

万里「にしても…、『優等生』で
『清純派女優』の美神Aが実は
こんな性格だったとはなぁ」

ﾆﾔﾆﾔしながら言ってくる万里

貴女「う、うるせぇよ!」

万里「これ、誰かに言ったら
面白いことになりそうだな」

サーっと血の気が引く

もし、学校の誰かやマスコミにばらされたら…

社会的死しか待っていない

貴女「待て!何が目的だ…。」

万里「あ?目的なんて別にねーよ。
それに俺が誰かに言ったって
信じないだろ。」

貴女「へ?」