検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:130,887 hit

裏の顔2 ページ3

いや、何考えてんだ

俺はアイツが苦手だし

まず女優業でそんなことする暇無いだろ

いづみ「誰かいる!?」

万里「思いついたけど
そいつ忙しいし無理だわ」

いづみ「ダメ元でも聞いてもらえない?」

聞くだけ聞いてみるか…

そう思いスマホを出そうとする

万里「ん?」

スマホが見つからない

バッグの中、ポケットにも無い

そういえば…

机の中に入れた記憶がある

万里「マジかよ…。」

スマホ忘れるとかどんなアホだよ…。

いづみ「万里君どこに行くの?」

万里「学校にスマホ取ってくる」

あー、面倒くせ









今の時間帯だと部活動やってる
奴しか学校には残ってない

教室の扉を開けようとすると物音がする

不思議に思い扉に耳を近づけると

「好きです!付き合ってください!」

誰かに告白する男の声が聞こえた

「…ごめんなさい。誰とも付き合う気は
無いんです。それに、スキャンダルになると
困るから…。」

この声…

美神Aだ

「そ、そうですか…。
あの…じゃあ友達になってもらえますか…?」

「はい!それなら大歓迎です!」

「あ、ありがとう…」

足音が近づいてくる

俺は咄嗟に隠れた

ガララ

1人の男子が教室から出ていく

振られたはずなのに何故か顔は
少し喜々としているように見えた

今、教室にいるんだよな…

絶対なんか言われるな

しょうがねぇ、ささっと入って帰るか

扉に手をかけた時、教室から声が聞こえた

「あー…、マジかったりぃなクソが」

………?

低く少しドスの効いた声が聞こえる

「アイツ馬鹿じゃねぇのか?
普通に考えて女優と付き合えるとか
思ってんのか!?」

…さっき、男が出て行ったから

教室にいるのはアイツだけ

少しだけ扉を開け中を覗く

貴女「本当に馬鹿ばっかだな。
ウチの貴重な放課後の時間
告白なんかに潰すなっつーの!」

美神Aが1人で文句を言っていた

貴女「制服もキッチリ着なくてもいいだろ」

膝ぐらいの長さのスカートを
折り曲げ膝上15cmぐらいにし、リボンを緩め
第2ボタンまで開ける。

これが…あの美神Aなのか?

いつも笑顔で人が嫌がるようなことを
自ら進んでやるような優等生には見えない

貴女「優等生の振りとかマジ
面倒だわ…。あー…疲れた」

そういいながら椅子に座る

『清純派女優』『優等生』

今までのは全部演技?

なんだよそれ…

…俺のタイプじゃねーか!

ふざけんなよ!
一瞬で好きになったわ!

気付くと俺は教室の扉に手をかけ開けていた

万里side終了

裏の顔3→←裏の顔1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (62 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
303人がお気に入り
設定タグ:A3! , 摂津万里
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

白露 。(プロフ) - いつも楽しく読まして頂いてます!テストに更新、色々大変と思いますが頑張ってください!応援しています! (2018年1月16日 12時) (レス) id: abe6bb4284 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Rei | 作成日時:2017年12月21日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。