第303話 ページ27
「うわあぁぁんっ!」
「お願いします!次の試合、絶対期待に応えてみせます!だから、もう一度…もう一度だけ、チャンスをください!」
「チャンスか?」
「お前達のミッション成功率は、常にチェックしている。それを忘れるなよ。」
「はい!二度とミスはしません!」
A「ちょっと!大の大人が、小さい子泣かして何してるの!?」
私は、泣いている男の子の前に立って、黒服の男達を睨んだ。
「あんた達は…イナズマジャパン!」
A「よしよし、もう泣かなくていいよ。」
私はしゃがんで、泣いている男の子の頭を撫でた。
「だって、僕のボールを!」
A「分かった。後で、お姉ちゃん達も一緒に探してあげる。」
私が笑うと、男の子は少しだけ笑った。
「チッ、余計なことは喋るな。」
そう言うと、黒服の男達は去っていった。
「畜生!ガルシルドめ!」
土方「え?」
A「今、ガルシルドって…」
「寄せ、もういい!来い。」
そう言って男の子のお兄さんは、弟君の手を引いてその場から立ち去った。
A「私、あの子のボール探してくる!」
土方「俺も行くぜ!」
私達は、あの子のボールを探した。
ズキンッ!
A「ッ!」
探していると、突然頭痛に襲われて、私は頭を押さえた。
ヒロト「…」
痛みに耐えながら、草むらを探す。
ガサッ…
A「あっ、あった!皆、あったよー!」
ボールを見つけた私達は、あの兄弟を探した。
A「いたいた!おーい、ボール見つけたよー!」
私がボールを掲げると、弟君が駆け寄ってきた。
「僕のボール!ありがとう!」
弟君は、嬉しそうに笑った。
「何か用か?」
円堂「ロニージョに会いたいんだ。どこにいるか知らないか?」
「さぁな。」
鬼道「さっきの男達は何者だ?」
「…」
有人君がそう言うと、お兄さんは顔を伏せた。
土方「ガルシルドめって言ったよな?」
A「自分達の監督を、そんな風に言うなんて少し変だよ。」
円堂「ロニージョが負けてくれと頼みに来たことと、関係があるのか?」
「何!?」
円堂君の言葉に、お兄さんはバッと顔を上げた。
円堂「知らなかったのか?」
「ロニージョの奴、そこまで思い詰めていたのか…」
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遊星(プロフ) - この話、続き「part9」が気になるんですが何故更新しないんですか? (12月12日 14時) (レス) id: 3fd81d95aa (このIDを非表示/違反報告)
苺の花(プロフ) - イナイレの風丸大好き♪リンさん» ちょっと新しいことに挑戦したいなって思って笑 最初からトリップすることは決めてました笑 (2019年12月1日 20時) (レス) id: e27dc06978 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレの風丸大好き♪リン(プロフ) - もしかして……死んだ? と思いきや、アレスへのトリップ!! 声に出しちゃいました(笑) 「これは面白いことになるなぁ」 って(笑) (2019年12月1日 19時) (レス) id: e6fb3fbc8a (このIDを非表示/違反報告)
苺の花(プロフ) - イナイレの風丸大好き♪リン サブさん» すみません、ミスです(泣)夢主ちゃんは手術が終わって、今は意識が戻ってない状態です! (2019年12月1日 16時) (レス) id: e27dc06978 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレの風丸大好き♪リン サブ - 夢主ちゃんは手術中でしょうか? 文章中の中に夢主ちゃんの一文があったのですが..... (2019年12月1日 9時) (レス) id: d96d89c845 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:苺の花 | 作成日時:2019年11月25日 15時