天才ゲームメーカーと天才リベロ V6【イナイレ】 (ページ7)

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第255話-韓国戦- ページ7

A｢…｣

私に出来るのかな…

円堂君みたいに、皆をまとめることが…

鬼道｢義姉さん。｣

振り向くと、有人君が私を見ていた。

A｢有人君…私…｣

鬼道｢義姉さん、円堂じゃなくていい。義姉さんなりのキャプテンでいいんだ。｣

A｢私なりのキャプテン…｣

鬼道｢義姉さんなら大丈夫だ。自分に自信を持て。｣

A｢…！｣

その言葉…お父さんの…

A｢ありがとう、有人君。行ってくる！｣

私は、有人君に笑いかけて、ポジションについた。

《現在、鬼道は治療中です。
ここでイナズマジャパン、緑川に代わって、今大会初出場になる不動明王を入れてきました！
2対1で、韓国優勢！10人で挑む日本に、一体どんな秘策が？久遠監督の采配に注目です！》

ﾋﾟﾋﾟｰｯ!

《アフロディ、キックオフ！
さぁ、この不動明王が、逆転の起爆剤となるのか？
南雲、ドリブルで攻め上がる！
ディフェンスに向かったのは、交代したばかりの不動だ！》

南雲｢その程度で俺から奪えるか！｣

《不動諦めず、何度もチャージ！》

南雲｢なっ…しつけぇんだよ！なに！？｣

《不動、南雲からボールを奪ったァ！駆け引きを使った頭脳プレーだ！》

A｢…！｣

久遠『不動は、ジョーカーだ。』

私は、ドリブルで上がっていく不動を見た。

すると、何故か不動は自陣に戻ってきた。

《おっと不動、何故か自陣に戻っていく！》

不動｢ふっ！｣

不動は、私に向かってボールを蹴った。

A｢きゃあっ！｣

皆｢！？｣

《これは、前代未聞！味方にボールをぶつけて、敵を交わしたァ！》

壁山｢Aさん！大丈夫っすか？｣

A｢う、うん…｣

不動の前に、ファイアードラゴンの選手が立ち塞がる。

不動｢ふっ！｣

不動は一瞬私を見て、また私に向かってボールを蹴った。

A｢ッ！｣

《おっと、またしても鬼道姉が不動のボールに吹き飛ばされたァ！》

風丸｢A！｣

A｢不動…｣

私は、ドリブルで上がっていく不動の背中を見た。

ヒロト｢こっちだ！｣

不動｢…｣

ヒロト｢あっ！｣

《なんと、不動！1人でゴール前まで来たぞ！》

不動｢てやっ！｣

《あっと、だがキーパージョンスにあっさり止められてしまった！》

風丸｢不動！なんで、ヒロトに回さなかった？何故、パスしない？｣

不動｢うるせぇな。どうしようと、俺の勝手だ。｣

風丸｢なんだと？｣

不動｢熱くなんなよ、風丸クン。｣