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第289話 ページ41

あんな有人君、見たことない。

サッカーの恩師としての影山と、サッカーを悪事に使っていた影山…

有人君は、まだ割り切れていないんだ。

そんな状態の有人君を、影山に会わせるわけにはいかない!

トンッ…トンッ…トンッ…

私の前を、サッカーボールが跳ねていく。

ボールは、暗い路地の中に。

A「…」

私は、サッカーボールを追いかけた。

着いた先は、誰かがいた。

逆光で顔はよく見えないけど、多分私達と同じ歳くらいの子だ。

A「誰…?」

その子はドリブルで、私の横を通り過ぎた。

A「…!」

私は、背筋がゾクッとした。

ゴーグルにトレッドヘア、マント…全てが有人君そっくりだった。

「あのお方からは逃れることは出来ない。」

A「あのお方…」

私は、急いで有人君を探した。

A「…!」

バスに乗ろうとしている有人君を見つけて、私は有人君のマントを引っ張った。

鬼道「…!義姉さん!」

A「私も行く!」

鬼道「行くのは俺だけでいい。影山の恐ろしさは、義姉さんも知っているだろ。」

私は、さっきの子を思い出した。

あの子が誰なのかは分からない。

だけど、間違いないのは、影山が裏にいるってこと。

罠かもしれない。

でも…行くしかない!

A「有人君だけを、危険な目にあわせるわけにはいかないよ!
それに、2人一緒なら何も怖くない!」

私は、有人君に笑いかけた。

鬼道「義姉さん…あぁ、そうだな。」

私達は、バスに乗り込んだ。

鬼道「不動!」

バスに乗り込むと、不動がいた。

不動「誰かと思えば、お前らか。」

鬼道「やはり影山のところに行くつもりか。」

不動は何も言わず、笑うだけだった。

《ドアが閉まります。ご注意ください。》

ドアが閉まる直前、誰かがバスに乗って来た。

円堂「ハァ…ハァ…間に合った…」

鬼道「円堂!」

円堂「バスに乗るとこ見たから、気になって…ん?不動も?」

円堂君は、私達を見た。

円堂「なぁ、何があったんだ?何処へ行くつもりなんだ?」

私と有人君は、顔を見合わせた。

鬼道「この島に影山がいる。」

円堂「あの影山が!?じゃあ、影山はこの世界大会で、何かしようとしているのか?」

鬼道「分からない。だから、それを調べに行く。
もし、悪事を企てているとしたら、何としても止めなければ。」

円堂「そうか。だから、鬼道達は練習に集中出来なかったんだな。」

円堂が、私と有人君を見る。

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設定タグ:イナズマイレブン , FFI , 基山ヒロト   
作品ジャンル:アニメ
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苺の花(プロフ) - イナイレの風丸大好き♪リンさん» ありがとうございます! (2019年11月16日 16時) (レス) id: e27dc06978 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレの風丸大好き♪リン(プロフ) - 続編おめでとうございます!! (2019年11月15日 17時) (レス) id: e6fb3fbc8a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:苺の花 | 作成日時:2019年11月15日 0時

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