天才ゲームメーカーと天才リベロ V6【イナイレ】 (ページ39)

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第287話ページ39

綱海｢行くぞ！

ザ･タイフーン！｣

ﾄﾞｰﾝｯ!

立向居｢くっ…うぅ…うおおおおっ…｣

A｢…！｣

立向居｢うわあっ！｣

今一瞬、立向居君の背後に魔王のようなものが…

音無｢今…｣

木暮｢すげぇパワー感じたぞ…｣

栗松｢これはもしかして…？｣

壁山｢もしかするっす…｣

立向居｢ハァ…ハァ…｣

綱海｢きた…きた！きた！ジンジン感じたぞ！お前自身の必殺技、魔王･ザ･ハンド！｣

A｢私も感じたよ！立向居君！｣

立向居｢俺自身の必殺技…出来る！｣

綱海｢よーし、皆！この調子でガンガン行くぞ！完成はもうすぐだ！｣

A･壁･栗･木｢おーー！！｣

綱海｢行くぞ、立向居！｣

立向居｢はい！｣

それからも、立向居君の魔王･ザ･ハンドの特訓は続いた。

音無｢皆、朝ご飯ですよー！｣

音無さんの声に、私達は食堂に向かう。

壁山｢腹減ったっす〜！｣

A｢あれ？有人君と不動は？｣

木野｢そういえば、ランニングに行ったっきり、2人ともまだ帰ってきてないわね。｣

A｢私、呼んでくるよ！先、食べてて！｣

私はそう言って、街に向かった。

A｢あっ、いたいた！不動！｣

私は、不動に駆け寄った。

不動｢なんだよ。｣

A｢朝ご飯！わざわざ呼びに来たのに、その態度はないんじゃない？｣

鬼道｢不動！｣

振り向くと、有人君が駆け寄ってきていた。

A｢有人君！｣

鬼道｢義姉さん…何故ここに？｣

A｢朝ご飯だから、呼びに来たんだよ！あーよかった！走り回る前に、2人と会えて！｣

私は笑って、宿に戻ろうとした。

でも、有人君と不動は動かない。

A｢…？｣

鬼道｢誰と会った？｣

不動｢はぁ？何のことだ？｣

鬼道｢さっき会っていたのは、誰かと聞いているんだ！｣

有人君は荒々しく、不動の肩を掴んだ。

不動｢離せよ。｣

不動が、有人君の手を振り払う。

不動｢おいおい、何興奮してんだよ？らしくないぜ、鬼道クン。｣