天才ゲームメーカーと天才リベロ V6【イナイレ】 (ページ36)

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第284話ページ36

立向居｢さぁ、思いっきり来い！｣

栗松｢なんか俺達、FWになった気分でやんす！｣

壁山｢豪炎寺さんになりきるっす！｣

木暮｢そりゃいいね！じゃあ行くよ！

ファイアトルネード！なんてね！｣

立向居君は、壁山君達のシュートを全て止めた。

栗松｢よく取ったでやんす！｣

壁山｢その調子っす！｣

木暮｢まぁ、こんくらい取れなくてどうする？ってことだけどね。｣

立向居｢来い！もっともっと強くだ！｣

A｢じゃあ、これならどう！｣

ﾊﾞｰﾝｯ!

特訓は続き、皆息を荒らげていた。

立向居｢どうしたんだ？皆！まだまだ！｣

壁山｢無理…もう動けないっす…｣

栗松｢俺もバテたでやんす…｣

木暮｢なんだよ…お前ら、情けないぜ…｣

栗松｢そういう木暮だって、バテてるでやんすよ。｣

A｢よし、皆少し休憩ね！立向居君、私が蹴るよ！｣

壁山｢でも、Aさん…｣

栗松｢さっきから、Aさんが一番蹴ってるでやんすよ…？｣

A｢私なら大丈夫だよ！行くよ、立向居君！｣

立向居｢はい！｣

A｢ハァ…ハァ…たあっ！｣

ﾄﾞｻｯ!

私は息を荒らげて、膝をついた。

音無｢Aさん！｣

立向居｢大丈夫ですか！？｣

A｢ハァ…ハァ…｣

壁山｢Aさん、無理はよくないっす！｣

栗松｢そうでやんすよ！いくら俺達より1年長く生きてるからって、Aさんは女の子なんでやんすから！｣

木暮｢てゆーか、Aさん以外の俺らのシュートじゃイマイチなんじゃねぇの？｣

立向居｢そんなことは…｣

壁山｢ごめんっす、立向居君…君が満足出来るようなシュート、無理っす…｣

栗松｢豪炎寺さんや染岡さんの凄さ、分かったでやんす…｣

壁山｢皆で作る必殺技、厳しいっす…｣

音無｢皆どうしたの？必殺技編み出すんじゃなかったの？｣

栗松｢もう動けないでやんすよ…｣

ｻｧｧ…

A｢…！｣

風が吹き、私は海に目を向けた。