第282話 ページ34
久遠「今日から、対アルゼンチン戦の練習を始める。」
皆「はい!」
私達は、いつも通りの練習メニューをこなしていく。
ピピッ!ピピーッ!
鬼道「鉄壁の守りをどう崩すか…課題は山積みだな。」
A「うん。」
不動「おい。練習が終わったら、ちょっと付き合え。」
A「どうしたの?急に。」
不動「元帝国キャプテンに用があってな。」
鬼道「何?」
A「…(汗)」
休憩を終えて、また練習に入る。
ピピッ!ピピーッ!
木野「今日の練習はここまででーす!」
壁山「バテたっす…」
栗松「ハードだったでやんすね…」
A「ん?」
立向居君…?
私は、立向居君の後をつけた。
A「あ、音無さん…」
音無「Aさん…!」
A「音無さんも立向居君の様子が気になって?」
音無「はい…」
立向居「Aさん…音無さん…」
立向居君は、私達を見ていた。
音無「どうして、キャプテンに相談しないの?」
立向居「このままじゃ、俺はずっと円堂さんの真似をしているだけになるんです。ゴッドハンドも、マジン・ザ・ハンドも…」
A「でも、立向居君はムゲン・ザ・ハンドをマスターしたじゃん。」
立向居「あの技だって、本当は円堂さんが覚えるべき技だ。俺は俺の技を作らなきゃ…
そうじゃなかったら、イナズマジャパンのメンバーでいる資格がないんです!」
音無「もう、何なの?さっきから!物凄い後ろ向き!」
立向居「でも、俺は…」
A「立向居君、円堂君の技を真似してるって気にしてるけど、誰もそんなこと思ってないよ?それとも、誰かに何か言われたの?」
立向居「…」
立向居君から事情を聞き、私は音無さんを見た。
A「音無さん、ゴー!」
音無「はい!」
音無さんは、すぐに木暮君を連れて戻ってきた。
木暮「…」
立向居「あ…えっと…」
音無「謝んなさい。ほら。」
音無さんに背中を押されて、木暮君は立向居君に頭を下げた。
立向居「いいよ、もう!」
音無「でも…!」
木暮「だってさ…本当のことじゃん。ウッシッシ!」
音無「こら…!」
木暮「でもさ、それはそれ、これはこれ。いいことじゃん!特訓のきっかけになったんだし!
それで、必殺技出来たのか?」
立向居「ううん、まだなんだ。
こうして自分を追い込めば、何か掴めると思ったんだけど…」
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苺の花(プロフ) - イナイレの風丸大好き♪リンさん» ありがとうございます! (2019年11月16日 16時) (レス) id: e27dc06978 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレの風丸大好き♪リン(プロフ) - 続編おめでとうございます!! (2019年11月15日 17時) (レス) id: e6fb3fbc8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:苺の花 | 作成日時:2019年11月15日 0時