第264話 ページ16
A「どうしたの?士郎く…」
チュッ…
A「…!」
頬に温かい何かが触れて、私は目を見開く。
吹雪「A、好きだよ。」
士郎君は、そう言って微笑んだ。
皆「えっ…えぇーーーー!?」
A「〜〜〜っ/////」
私は、咄嗟に士郎君から顔を逸らした。
吹雪「…そろそろ行かないとね。」
士郎君はそう言うと、私の手を離した。
吹雪「絶対追いつくから、その時に返事聞かせてくれたら嬉しいな。」
士郎君は、優しく微笑んだ。
A「士郎君…」
久遠「お前達、早くしろ!出発するぞ!」
円堂「やべっ!皆、行くぞ!」
ヒロト「行こう、Aちゃん!」
ヒロト君が、私の手を引っ張って走り出す。
A「待って、ヒロト君!」
私は、ヒロト君の手を引いて、士郎君を見た。
A「士郎君!その…ありがとう!絶対、また一緒にサッカーやろうね!」
吹雪「うん!」
私達は、ギリギリで飛行機に乗り込み、ライオコット島に向けて出発した。
壁山「それにしても、びっくりしたっすね〜!」
土方「告白なんて、初めて見たぜ!」
音無「キスしてから告白なんて、吹雪さん、ロマンチックですね!」
飛行機の中は、さっきの話で盛り上がっていた。
ヒロト「大丈夫?」
A「恥ずかしい…///」
私は、両手で顔を覆った。
ヒロト「…ねぇ、Aちゃん。吹雪君と付き合うの?」
A「…分からない。」
私は、顔を伏せた。
A「正直、恋ってよく分からなくて…
士郎君のことはもちろん好きだけど、それは友達としてで…
それに、よく分かりもしないのに、曖昧に返事なんてしたら、それこそ士郎君に失礼な気がするんだ…」
ヒロト「そっか。Aちゃんらしい考え方だね。」
A「ヒロト君はいるの?好きな人。」
ヒロト「…いるよ、大好きな人が。」
ヒロト君は、そう言って微笑んだ。
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苺の花(プロフ) - イナイレの風丸大好き♪リンさん» ありがとうございます! (2019年11月16日 16時) (レス) id: e27dc06978 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレの風丸大好き♪リン(プロフ) - 続編おめでとうございます!! (2019年11月15日 17時) (レス) id: e6fb3fbc8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:苺の花 | 作成日時:2019年11月15日 0時