天才ゲームメーカーと天才リベロ V5【イナイレ】 (ページ45)

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第243話ページ45

私達はアジア予選決勝に向けて、自主練をしていた。

A｢はあっ！｣

円堂｢ふっ！いいシュートだ、A！｣

A｢次は決めるから覚悟してよね！｣

私は、円堂君に笑いかけた。

自主練を終えて、私は部屋で寛いでいた。

A｢次勝てば、世界大会…世界に行けるんだ…！｣

“世界”

そう思うだけで、頬が緩んだ。

次の日。

A｢行くよ、円堂君！｣

円堂｢おう！｣

A｢彗星ブレイク！｣

円堂｢正義の鉄拳(G5)！｣

私のシュートは、円堂君に完璧に止められた。

A｢流石、円堂君！｣

円堂｢Aも相変わらずいいシュートだ！｣

私達は、笑い合った。

豪炎寺君と虎丸君が連携技の練習に入った、数日後。

木野｢円堂くーん！手紙が来てるわよ。｣

円堂｢手紙？｣

円堂君は、木野さんから手紙を受け取る。

円堂｢差出人はなしか。｣

栗松｢誰からでやんすかね？｣

綱海｢まっ、円堂じゃ、ファンレターってことはねぇだろうけどな。｣

木暮｢あんたの場合はもっとないけどね。ウッシッシ！｣

手紙を見た途端、円堂君の顔色が変わった。

木野｢どうしたの？｣

円堂｢この手紙…｣

立向居君が、手紙を覗く。

立向居｢あっ！この字は！｣

栗松｢キャプテンの特訓ノートと同じ字でやんす！｣

鬼道｢ということは、この手紙は大介さんから…｣

A｢でも、円堂君のお祖父さんはとっくの昔に亡くなって…｣

木野｢なんて書いてあるの？｣

円堂｢頂上で待ってるって。｣

木野｢頂上？｣

音無｢それって、FFIのってことですか？｣

鬼道｢世界大会に出場するどこかのチームに、大介さんが関わっているということか。｣

目金｢罠かもしれませんね。｣

皆｢罠？｣

目金｢どこかのチームが、円堂君を動揺させるために、わざとお祖父さんの字を真似て…｣

立向居｢それはないです！俺、ノートは何度も見せてもらってますから、これは絶対円堂さんのお祖父さんです！｣

目金｢た、立向居君！じゃあ、聞きますけどね…死んだ人がどうやって、手紙を出すっていうんですか！天国に、郵便局があるとでもいうんですか？｣

立向居｢いや、それは…｣

円堂｢まっ、考えても仕方ないか！
もしこの手紙が何かの間違いなら、それはそれだけのことだし。本物なら、FFI世界大会へ行けば、会えるってことだしさ。
それより、特訓だ！今は、決勝戦のことだけ考えようぜ！｣