第147話 ページ48
豪炎寺「あの時、監督が行かせてくれなかったら、俺はあいつらの仲間に引き込まれていたかもしれません。」
瞳子「さぁ、何のことかしら?」
円堂「監督…」
一之瀬「あいつらって?」
「そいつは俺が説明しよう。」
円堂「刑事さん!」
刑事「豪炎寺が姿を消したのには、訳がある。妹さんが、人質状態になっていたんだ。」
円堂「えっ!夕香ちゃんが?」
刑事「エイリア学園に賛同する者と自称する奴らが、妹さんを利用して、仲間になるように脅してきたんだ。」
円堂「そうだったのか…でも、一言言ってくれれば…」
刑事「言えなかったんだよ。口止めされてたんだ。もし話したら、妹さんがどうなるか…ってな。
だから我々は、チャンスを待つことにした。時が来るまで、豪炎寺をそいつに預けてな。」
円堂「土方に…」
土方「おやっさんときたら、酷いんだぜ?人を隠すには人の中、とか言ってさ。まぁうちは家族の1人や2人増えたって、どうってことないけどな。」
刑事「我々はまず、妹さんの身辺を探った。敵の実態が分からんし、人質のことがあったんで慎重にな。
調査にはかなり時間がかかってしまったが、ようやく、妹さんの安全を確保出来たんだ。」
円堂「ありがとうございます、刑事さん。」
円堂君は、刑事さんに駆け寄って、頭を下げた。
刑事「礼なら、土方に言ってくれ。」
土方「えぇ!?やめてくれよ!おやっさんとは、親父の代からの付き合いだ!これくらい、どうってことないさ。」
豪炎寺「いや…お前がいなかったら、俺は…お前がいたから、爆熱ストームを完成することが出来た。ありがとう、土方。」
土方君は、赤面していた。
木野「豪炎寺君。どうだった?久しぶりの雷門は。」
豪炎寺「あぁ、最高だ!」
豪炎寺君の言葉に、皆笑顔になる。
その後、豪炎寺君を入れて、皆で練習を始める。
皆、本当に楽しそうにサッカーしてる。
円堂「豪炎寺!立向居の相手をしてやってくれないか?」
豪炎寺「分かった!俺も円堂が認めたキーパーの力を見てみたい。」
円堂「吹雪!お前もだ!」
吹雪「え?」
円堂「なっ!」
A「吹雪君、行ってらっしゃい。」
私は、吹雪君に笑いかけた。
吹雪「うん。」
吹雪君は微笑んで、豪炎寺君と歩いていく。
A「頑張れ、吹雪君。」
私は、吹雪君の背中を見て呟いた。
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条介嫁 - 今更ながら初コメ失礼します。鬼道オチのを見た後見つけちゃってまたまた拝見させてもらってます!!と、ここで初コメながら……条介オチ作ってください!! (11月30日 9時) (レス) id: c880e5c60f (このIDを非表示/違反報告)
苺の花(プロフ) - 美味しい木材さん» ありがとうございます^ ^ (2019年10月20日 20時) (レス) id: e27dc06978 (このIDを非表示/違反報告)
美味しい木材(プロフ) - ものすごく面白いです!更新頑張ってください! (2019年10月20日 20時) (レス) id: 9f6bf4ed89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:苺の花 | 作成日時:2019年10月9日 16時