第111話 ページ12
A｢その時の男の子がヒロト君。｣
鬼道｢ヒロト…あいつか。｣
A｢…ヒロト君は、私にサッカーを教えてくれた。
ヒロト君達とサッカーをしている内に、私はどんどんサッカーが好きになっていった。
だから、信じられなかった…あのヒロト君達がエイリア学園で、サッカーを破壊の道具にしてるなんて…私が止めなきゃ行けないって思った…友達だから…｣
私は、拳を握りしめた。
鬼道｢鬼道さん…｣
A｢ジェネシスとの試合でヒロト君に言われたんだ。｢一緒に来ない？｣って…｣
鬼道｢何？｣
A｢もちろん断ったよ。雷門の皆を裏切れないし、何より雷門の皆とするサッカーが大好きだから。でも…｣
鬼道｢でも？｣
A｢試合中、｢円堂君を潰す｣って言われたの…｣
鬼道｢え？｣
A｢このままじゃ、円堂君だけじゃない…有人君や他の皆も危険に晒してしまう…だから…｣
鬼道｢つまり、義姉さんの存在が俺達を傷付けると思っているのか？｣
A｢…｣
私は、頷いた。
鬼道｢義姉さん、さっき雷門の皆とするサッカーが大好きだと言ったな。｣
A｢え？うん…｣
鬼道｢なら、ここに…雷門にいてくれ。
もしこの先、俺達が傷付くことがあっても、それは義姉さんのせいじゃない。絶対にな。
それにこれは、俺達が決めたことなんだ。エイリア学園を倒して、本当のサッカーを取り戻すと。
義姉さん、一緒に戦おう。義姉さんの思いを、あいつらに分かってもらうんだ。｣
有人君は立ち上がって、私に手を差し伸べた。
A｢有人君…うん、私もヒロト君達に思い出してもらいたい！あの頃の楽しかったサッカーを！｣
私は笑って、有人君の手を取った。
A｢練習サボっちゃって、ごめんなさい！！｣
有人君と皆のところに行き、私は皆に謝った。
A｢あと、皆に聞いてほしい話があるの。｣
私は顔を上げて、皆にお日さま園のことを話した。
音無｢まさか、Aさんがエイリア学園の選手達と友達だったなんて…｣
皆が、私を見る。
皆、騙されたって思ってるよね…？
A｢ずっと騙しててごめん！でも、私は…｣
木野｢辛かったよね…｣
A｢…！｣
木野｢Aちゃんは、ずっと辛い思いでエイリア学園と試合をしてたんだね…｣
A｢うっ…｣
鬼道｢義姉さん…｣
有人君が、私の肩に手を添える。
私は、木野さんの言葉に涙を流していた。
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条介嫁 - 今更ながら初コメ失礼します。鬼道オチのを見た後見つけちゃってまたまた拝見させてもらってます！！と、ここで初コメながら……条介オチ作ってください!! (11月30日 9時) (
レス) id: c880e5c60f (このIDを非表示/違反報告)
苺の花(プロフ) - 美味しい木材さん» ありがとうございます^ ^ (2019年10月20日 20時) (レス) id: e27dc06978 (このIDを非表示/違反報告)
美味しい木材(プロフ) - ものすごく面白いです！更新頑張ってください！ (2019年10月20日 20時) (レス) id: 9f6bf4ed89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年10月9日 16時
