第89話-イプシロン戦- ページ40
円堂「いいぞ、皆!イプシロンの動きに負けてないぜ!」
木野「後半もこの調子で頑張って!」
塔子「任せとけ!1点も入れさせるもんか!」
風丸「俺達の力を見せてやろう!」
木暮「俺もやってやる…旋風陣。あっ…」
音無「ディフェンス、頼むわよ。」
木暮「おう!」
円堂「俺達は確実に強くなってる。勝てる。絶対に勝つぞ!」
皆「おう!!」
瞳子「吹雪君、攻撃に気を取られすぎよ。ディフェンスに集中しなさい。」
吹雪「…」
鬼道「監督。吹雪をFWにあげてください。今のままでは、攻撃力が足りません。」
浦部「ちょお、ウチじゃあかんの?」
鬼道「前半の攻撃から判断しました。デザームのワームホールを打ち破るには、吹雪の力が必要なんです。」
瞳子「それは分かってるわ。でもこの試合は1点勝負よ。絶対に失点は出来ないの。」
鬼道「ですが、このままでは得点も出来ません。」
瞳子「吹雪君は、ディフェンスから瞬時に攻撃に移れる。イプシロンの攻撃を防いだ時こそがチャンスよ。カウンター攻撃を繰り返せば、必ず得点の機会はある。」
吹雪「はい。」
鬼道「しかし、それでは吹雪に負担が…」
吹雪「大丈夫。任せてよ。」
円堂「大変だけど、頑張ろうぜ!」
吹雪「…」
A「…」
鬼道「義姉さん、どうした?」
A「…え?ううん、何でもないよ。私、顔洗ってくる!」
私は、有人君に笑いかけて、お手洗いに向かった。
吹雪「…るんだ…僕が…取らなければ…」
吹雪君?
吹雪「FWも、ディフェンスも、ちゃんとやらなくちゃ。完璧に…なるんだ。」
完璧に?
A「…」
私は、皆の所に戻った。
ピピーッ!
角馬「後半も両チーム一進一退!緊迫したゲームが続いている!」
鬼道「吹雪!プレスをかけろ!」
吹雪「…!ダメだ!ここは僕に任せろ!
アイスグランド!風丸!」
風丸「疾風ダッシュ!しまった!」
吹雪「…!お前は…引っ込んでろ!」
吹雪君は、マキュアからボールを奪った。
鬼道「サイドから崩せ、吹雪。パスだ!」
吹雪「点取るには、俺が必要なんだろ!」
鬼道「おい、待て!」
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作者名:苺の花 | 作成日時:2019年10月5日 21時