第67話 ページ18
鬼道｢貴様…誰がいるっていうんだ、誰が！｣
不動｢おいおい。教えちまったら、面白くないだろ。着いてからのお楽しみさ。｣
不動君をイナズマキャラバンに乗せて、私達は真･帝国学園へ向かう。
瞳子｢何処にあるの？真･帝国学園は？｣
不動｢俺の言う通り走ってりゃ着くよ。｣
鬼道｢…｣
A｢…｣
不動｢あっ、そこの門から入ってくれよ。｣
着いた先は、倉庫が沢山ある場所だった。
円堂｢何処にも学校なんてないじゃないか。｣
染岡｢てめぇ！やっぱり、俺達を騙したのか！｣
不動｢短気な奴だな。真･帝国学園だったら、ほら。｣
ﾄﾞｰｰﾝｯ!!
不動君の指差した方を見ると、海の中から何かが出てきた。
鬼道｢これは…｣
出てきたものは、巨大な潜水艦だった。
潜水艦の中から、影山が出てくる。
影山｢久しぶりだな、円堂。それに鬼道、A。｣
A･鬼｢影山！｣
影山｢もう総帥とは呼んでくれんのか。｣
鬼道｢今度は何を企んでるんだ！｣
影山｢私の計画はお前達には理解出来ん。この真･帝国学園の意味さえもな。
私から逃げ出したりしなければ、お前達には分かったはずだ。｣
鬼道｢俺達は逃げたんじゃない！｣
A｢貴方と決別したのよ！｣
瞳子｢影山零治！貴方はエイリア学園と何か関係があるの？｣
影山｢吉良瞳子監督だね。
さて、どうかな？ただ、エイリア皇帝陛下のお力を借りてるのは事実だ。｣
A｢え？｣
円堂｢エイリア皇帝陛下？｣
染岡｢誰だよ、そいつは…｣
壁山｢宇宙人の親玉っすかね？｣
影山｢さぁ鬼道、A。昔の仲間に会わせてあげよう。｣
鬼道｢待て、影山！｣
A｢待って！｣
円堂｢鬼道！A！｣
私は有人君と円堂君と一緒に、潜水艦の中に入った。
影山｢鬼道、A。自分の愚かさを悔い、再び私の足元に跪いた仲間を紹介しよう。｣
鬼道｢あっ！｣
A｢源田君に…佐久間君…｣
佐久間｢久しぶりだな鬼道、A。｣
源田｢ふっ…｣
不動｢感動の再会ってやつだね。｣
影山｢では、元チームメイト同士、仲良く話したまえ。
また後で会おう。｣
影山は、グラウンドを去っていく。
鬼道｢何故だ…何故だ！何故、お前達があいつに従う！｣
源田｢強さだよ。｣
A｢その強さだけを求めた結果が、あの影山のチームだったじゃない！｣
鬼道｢俺達は、そこから新たな1歩を踏み出したはずだろ！｣
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年10月5日 21時
