第9話 ページ10
そして、雷門中対御影専農中の試合当日。
私と有人君は、御影専農中に来ていた。
審判「両校整列!」
角馬「さぁ、FF予選2回戦の開始です!本日は、雷門中学と御影専修農業高校附属中学との対戦。その強さは帝国に匹敵するとも言われる御影専農。それに対し、雷門中はどう戦うのか?
実況は私、角馬圭太でお送りいたします!
そして今、審判により、キックオフのホイッスルが…」
ピピーッ!
角馬「吹かれましたァ!雷門ボールでキックオフ!早くも豪炎寺から受けたボールを持って、染岡切り込んでいく!
ああっと!立ちはだかったのは、下鶴だ!」
けど、下鶴君は動かなかった。
角馬「おおっと?これはどうした?」
杉森「ディフェンスフォーメーション、ガンマ3、発動!」
杉森君がそう言った途端、御影専農中の選手達が豪炎寺君の前に立ちはだかる。
角馬「ああ!これじゃ動けない!まるで、豪炎寺の動きを予測していたかのような、御影の守備だァ!」
染岡「ドラゴンクラッシュ!」
豪炎寺君からパスを受け、染岡君がシュートする。
けど、染岡君のシュートは、杉森君の手に収まった。
角馬「凄いぞ、キーパー杉森!ナイスセーブで、開始早々のピンチを防いだ!」
鬼道「いや、凄いのは杉森だけじゃない。奴の指示を、寸分違わぬタイミングで実行する選手達もハイレベルだ。」
前半戦は、御影専農が1点リードで終わった。
そして、後半戦が始まる。
角馬「ああ!後半早々、御影は全員下がってのディフェンス!これでは雷門中、中々この守りを崩せない!」
すると、突然円堂君がゴールから飛び出して、相手ゴールに向かって走り出した。
角馬「な、なんと!キーパー円堂がゴールをガラ空きにして、攻撃参加!
そして、シュートだ!」
円堂君のシュートは、杉森君に止められた。
円堂「くっそぉ〜!」
杉森「何故お前が、攻撃に参加する?」
円堂「点を取るために決まってるだろ!それがサッカーだ!」
杉森「オフェンスフォーメーション、シルバ1だ!」
角馬「さぁ、遂に御影が動いた!杉森からのボールを、大部がすぐにバックアップ!
ああ!壁山がボールを奪った!壁山の見事なフェイント!ボールは松野に!山郷がチェック、それを交わす松野!」
下鶴君が、松野君からボールを奪う。
角馬「取られたら取り返す!」
下鶴「パトリオットシュート!」
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作者名:苺の花 | 作成日時:2019年9月27日 21時