４４３話 彼の声 ページ43
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黄) ………。
フェイが、いまウチに。喋りかけてきたような気がして。
…ううん。違う。はっきり聞こえた。
『黄名子、これは僕と君の、二人だけの秘密だ』
って…。
白) …二人だけの、秘密。
バ) ……菜花、少しいいか
黄) …バダップさん？どうしたやんね？
バ) 君が覚えている範囲で構わないのだが
誰かに、意図的に「記憶を封印する」と宣言されたような事はあるか？
黄) …封印…？全く無いやんね、どうして？
バ) ……君が持つ何かの記憶が、
何者かによって意図的に思い出せなくされている可能性があるらしい。
君が今聞いたと言うフェイの声は、君の隠された記憶の一部なのではないか。と思ってな
黄名子が不思議そうな顔をしている
どうやら全く心当たりがないようだ。
そんな記憶が過去にあったか、思い出そうとしているようだが
考えてもわからず、黄名子は悩んだ
黄) 記憶が…思い出せなくされてる……？
…なんで…。
あ) バダップおじさん、それはどこ情報？
バ) カノンだ、菜花について調べるよう頼んでいたんだ
先ほどまで俯いていたAがバダップに問う。
隠されている記憶があるなんていう情報、聞き逃すわけにはいかなかった
犯人に繋がる重要なヒントになるかもしれない
あ) 隠された、記憶…。
それに、みんなとは違う記憶か…。
黄) ……ウチは、なにかの記憶を隠されていて
その記憶は、この事件を解決する助けになる可能性がある。ってことやんね…？
バ) あぁ、そうだ。
だから君はこれから、その記憶が何かを思い出せる様に努力して欲しい
黄) …うん、わかったやんね。
どうしていいか全くわからないけど、色々調べてみる
あ) 黄名子ちゃん、私も協力する
なにか欲しい情報があれば教えて？提示できる物があれば共有するから
黄) ありがとう、記憶が思い出せる様に頑張るやんね！
今回のミーティングは、一旦ここで終了した
各自、今日の動きの為に解散する。
白) 大丈夫か、A
あ) うん、もう大丈夫、ありがとう白竜
…しっかりしなきゃね。当事者のバダップおじさんが一番大変だろうし
私がどうこう考えてる場合じゃない
白) …ふ、休む暇も無く忙しないな
だが…。お前らしいな
無理はするなよ。…行こう
あ) うん
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kibu(プロフ) - 痛すぎて笑える子さん» 見て頂きありがとうございます！表紙もお褒め頂き嬉しいです。主目線で白竜はとことん美しい人だといいな〜と思って居ます。引き続きどうぞよろしくお願い致します！ (2023年1月23日 0時) (
レス) id: d2301c5d12 (このIDを非表示/違反報告)
痛すぎて笑える子(プロフ) - 更新と続編ありがとうございます!!最後までお供します!!新しい表紙も素敵です。白竜はこんなにも美しい人だった (2023年1月22日 23時) (レス) id: 12f7a4a974 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kibu | 作成日時：2023年1月22日 21時
