４２７話 間違えるはずのない波長 ページ27
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バ) ……カノン、それは
他人が成りすませる物か？
エスカバの反応と同じく、バダップも動揺を隠せずにいた。
それは死んだはずの親友が≪生きて干渉してきた≫という確固たる証拠だったからだ
カ) 『なりすましは、無理と言っていい。
これは他人が偽造できる物ではない。
…これは間違いなくミストレの物だ
だって。オレが間違えるはずがないよ
デッドエンドゲームを調べた時、たくさんみた。友人の物だから…』
エ) じゃあ、どうして……
ミストレは本当は生きてるって事か…？俺達を騙して…？
エスカバもバダップカノンも、
何故ミストレの波長が出ていたのかわからないようで
疑問を浮かべている
しかし、その空気を遮る声がした
母) 『………エスカ。たぶん、違うよ。』
エ) ち、違う……？何がどう違うんだ…？
母) 『多分、ミストレは。
「今の時代のエスカに干渉した理由」を推理してほしいんじゃなくて
「エスカが頭痛の中で思い出したミストレの言葉」を推理してほしいんだよ。
ミストレが、あなたに「見て！」とアピールしてるのは
今あなたたちを悩ませてるソレじゃないと思う…。』
エ) ・・・・・・・・
・・・そうか。確かにそうだ。
今、ミストレが、俺に干渉しようが関係ないんだ
だって、アイツは「犯人じゃない」
ミストレが思い出させたこれが、犯人を捜す為の俺へのヒントなら
この記憶をヒントに、推理するべきだ……
誰しもが動揺していた中で、ただ一人冷静に推測していた
それはかつての親友をよく把握していたからこそ、なせる技だった
彼女はいたって落ち着いていた
ミストレを信じているから、ミストレが自分達の味方だと信じているから
疑うという選択肢が一切ない、清らかな物だった
カ)『……。確かに、そうだ
君の言う通りだ。ミストレの存在に動揺している場合じゃない
エスカバ、君が聞いた内容は
いわゆるヒントのような物だったのかい？』
エ) ……あぁ。おそらくそうだ
あれは、俺達が佩凛に飛ぶ数日前の、ミストレとの会話の記憶だった。
エスカバは頭痛の最中見た記憶を、
全員に共有した
バ) ……………本当に、そう言っていたのか？
エ) え？…あぁ。そう言ってたぜ
今回は流石に一言一句覚えてる、間違ってないはずだ
バ) ……………
エ) …どうした？
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kibu(プロフ) - 痛すぎて笑える子さん» 見て頂きありがとうございます！表紙もお褒め頂き嬉しいです。主目線で白竜はとことん美しい人だといいな〜と思って居ます。引き続きどうぞよろしくお願い致します！ (2023年1月23日 0時) (
レス) id: d2301c5d12 (このIDを非表示/違反報告)
痛すぎて笑える子(プロフ) - 更新と続編ありがとうございます!!最後までお供します!!新しい表紙も素敵です。白竜はこんなにも美しい人だった (2023年1月22日 23時) (レス) id: 12f7a4a974 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kibu | 作成日時：2023年1月22日 21時
