２２８話 xx10の彼 ページ28
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亜) そっか、確かAちゃんは、最後のミストレ君と会ったんだっけね
僕は最後に彼と会ったのは、xx10の時だったから…。
…当時は確かに理不尽な事をされたと思ったけど
今までの話を聞くと、彼が全て悪いわけじゃなかったんだろうなと思うよ。
それに…
あ) それに？
亜) なんとなくだけど、
本当に彼が伝えたい事は、まだあるんじゃないかなって思って。
彼が、バダップ君達に伝えたかった事、そして僕達に伝えたかった事
全てが明かされていないような気がするんだ…。
あ) …明かされていない事…。
もし、そうだとしたら、それがこの事件の真相に近づく鍵になるんでしょうか…？
亜) どうだろう。僕にも全然わからない。
xx10は、xx20の犯人である「彼」の替わりに、犯人になって起こしたものだけど…
彼はとてもプライドが高かったんだ。
そう易々と、『誰かの下に就くような仕事』を引き受けるとは思わない。
ミストレ君は自分の願い…
「バダップ君が道を踏み外さないようにする」という願いを叶える為に、
xx10の犯人になったと言っていたけど
本当にそれだけだったのかな…？って今でも思うんだ。
彼は、賢い彼だったら、それも含めたまた別の理由があって
その汚れ役を引き受けたんじゃないのかな…。
あ) ……私も、それは思っていました。
今までの話を聞く以上、ミストレさんはすごく細かく計画を立てる人だった
xx10のあの事件は、私は実際には参加していなかったけれど…
ミストレさんの凡ミスさえなければ、ほぼ完璧に自分が犯人だという事を隠せていた。
結果的にミストレさんは犯人だとはバレしまったけど
それを見こしたのか、「再生プログラム」を脳に取り付けていた。
そして18年眠り続けて、円堂さんとバダップおじさんの彼女を救った…。
そこまでの計画性のある人です。
……本当に、私達がまだ知らない何かが、あるかもしれませんね…。
……あっ！いけない。
すみません、立ち止まって話してしまって…。
亜) えっ？ああ全然いいよ。大丈夫
屋上には先にエスカバ君が行ってくれてるし、もう見つけてるかな？
あ) かもしれませんね、屋上もすごい広いってわけではないので…。
行きましょうか
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kibu(プロフ) - ありがとうさん» 読んで頂きありがとうございます！お待たせしてしまい申し訳ございません…！最後まで書ききりますので、是非お付き合い頂けたらと思います！ (2021年9月28日 9時) (
レス) id: 08a56bf5fc (このIDを非表示/違反報告)
ありがとう - ずっとお待ちしておりました、、、 帰ってきてくれて嬉しいです！イナズマ黄金期の作品をもう一度楽しめるなんて… (2021年9月28日 4時) (レス) @page12 id: 9a53dfaad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶの | 作成日時：2021年9月23日 23時
