２１５話 静寂の朝 ページ15
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―― 午前7時30分 / 体育館前 ――
体育館の重い扉を白竜に開けてもらうと、朝の強い光が射した
うっすらと地面が白く、どうやらすこし雪が降ったようだった
周りは酷く静寂で、静かだ
濡れた木から、雪解けの水が滴る音だけが、学校を包んでいる
あ) ………みんなは、どこだろう。
白) とりあえず、サッカー棟に行ってみよう。
行く途中でも誰かを見つけられるかもしれない
あ) そうだね。
‥‥スマホはまだ復活してないか…。
とりあえず、行こう
―― 同時刻 / サッカー棟 ――
ガチャ
あ) …………ッ！！！！！！！！！
こ……ッ、れは……………
サッカー棟のメインホールには
複数の大人組と子供組
…そして、毛布で隠されている何かが、床に寝ていた
葵) A先輩‥‥
あ) 葵ちゃん…………。無事だったんだね。よかった
…大丈夫…？
葵) …私は。特に何もなく、無事でした。
・・・・・・でも・・・・・他の、みんなが・・・・・
あ) ……ごめんね、わかった。ありがとう。
ゆっくり休んで
白) シュウ
シ) 白竜。
Aは起きたのかい？
白) あぁ、あそこにいる。
………これで全員か？
シ) いや、半分ぐらいと合流できていない。
とりあえず見つけたメンバーだけで集まっている感じかな。
白) ‥‥…そうか、これで。まだ半分としか合流していないのか…
寝そべっていた何かは、見たところ4人分だった。
毛布で隠されている部分をめくって様子を伺ってみる
白) …。
錦、雨宮、市川…。
そしてもう一人は、俺達と一緒にいた土門さんだな。
シ) すごい、判別できるんだ…。
腫れが酷くて僕はわからなかったんだ。
白) …いや、正直。ここまで腫れてしまうと分からないのは仕方ない。
俺も、毛髪で判断するしかなかった。
鬼) お前も来たのか、おはよう。
早起きだな
白) おはようございます。お疲れ様です。
…ご無事でよかったです。
鬼) あぁ…。お前もな。
…見たか、死体を
白) えぇ…。
俺達は昨日の0時の段階で、目の前で見てしまったので、まだ少しだけ平気ですが…
今日初めて見るメンバーも多いでしょうし、そこが少し不安です。
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kibu(プロフ) - ありがとうさん» 読んで頂きありがとうございます！お待たせしてしまい申し訳ございません…！最後まで書ききりますので、是非お付き合い頂けたらと思います！ (2021年9月28日 9時) (
レス) id: 08a56bf5fc (このIDを非表示/違反報告)
ありがとう - ずっとお待ちしておりました、、、 帰ってきてくれて嬉しいです！イナズマ黄金期の作品をもう一度楽しめるなんて… (2021年9月28日 4時) (レス) @page12 id: 9a53dfaad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶの | 作成日時：2021年9月23日 23時
