２１２話 いっときの目覚め ページ12
.
白) ・・・・！
あ) …………白竜、………どうしたの？
…酷い顔してる…………………………
白) どうしたの？じゃない……
心配しているんだ、お前を。
……体の調子はどうだ？
あ) ………まだ、肩の麻酔が効いてるから、肩は痛くない。
…あぁ、肩、止血して、縫ってくれたんだ。ありがとう………
いやあ……撃った瞬間は流石に痛かったなあ…。
白) 呑気な事を…。
こっちは心臓が止まるかと思ったというのに…。
あ) ふふ…ごめんね…。
…あぁでも大丈夫だよ、大事な所はちゃんと外して撃ってるから……
白) ……っふはは…、
そういう問題じゃないぞ、全く…。
…そうだ、さっきエスカバさんが来たぞ
酷く心配していた、お前を探し回ってくれていたそうだ。
後でお礼を言っておけ
あ) 父さん、疲れてるだろうに、迷惑かけたなあ…。
白竜も、ありがとう。何から何まで…
白) 俺の事は気にするな。
……今日はここで泊まる。エスカバさんが暖房器具を持ってきてくれるから、
寒さの心配はないだろう。
あ) うん、わかった…。
……ねえ、あのさ
白) 何だ？
あ) ………土門さんは、どう、なった？
白) ……………
………。サソリの群れに刺されて、おそらく即死だ。
原型も留めていない程、酷く腫れ上がった
あ) そう、だよね。
………そうか……。
…夢なら、よかったけど。現実なんだね…。
白) …あぁ
あ) ………みんな大丈夫かな
みんな、無事かな
白) ……………俺も、みんなが無事だと良いと思っている
明日、ここを出て様子を見に行こう。
全員に、無事に会えると良いな
あ) うん……。そうだね…。
Aは、疲れからか、若干意識が薄かった
半分夢の世界にいるかのようにふわふわして、そのまま再度眠りについた
白) (全員、無事。か………)
0時を回った瞬間、断末魔のような悲鳴を聞いた
決して、全員無事、というわけにはいかないだろう。
白) ……なら、せめて
多くのメンバーが、生き残っている事を、願うしかないな…。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 20人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kibu(プロフ) - ありがとうさん» 読んで頂きありがとうございます！お待たせしてしまい申し訳ございません…！最後まで書ききりますので、是非お付き合い頂けたらと思います！ (2021年9月28日 9時) (
レス) id: 08a56bf5fc (このIDを非表示/違反報告)
ありがとう - ずっとお待ちしておりました、、、 帰ってきてくれて嬉しいです！イナズマ黄金期の作品をもう一度楽しめるなんて… (2021年9月28日 4時) (レス) @page12 id: 9a53dfaad2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぶの | 作成日時：2021年9月23日 23時
