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「…し、証拠がねぇだろ。いくらでも言い逃れできる」
「ほんとに馬鹿だなお前、今、この会話、録音してるって言っただろ」
「くっ……」
ユンギオッパの言葉で何も言えなくなった彼の前に、ソクジニオッパが書類を並べる。
「この辺の書類、サインしてね。
婚約破棄の示談書と、接近禁止の誓約書ね。
今後Aちゃんに近づいたり連絡とったりしたら慰謝料上乗せだから。
連絡取りたい時は僕通してね。
サインしなくてもいいけど、そしたら君の会社か、君の両親か、
どちらかに僕から連絡することになるよ」
もう逃げられないと悟ったのか、渋々全ての書類にサインする彼。
「もう終わったから帰っていいよ」
「ちょっと待て。Aに謝っていけよ」
そういって引き止めたユンギオッパはガッシリと彼の腕を掴んでいた。
「……すみませんでした…」
去っていく彼の後ろ姿を見送る。
思いのほか、あっさりと終わってしまって拍子抜けだ。
「慰謝料に2人で住んでたマンションの家具とかの処分費用も載せといた」
呆然としてたけど、ソクジニオッパのそのひとことで、ふっと笑えた。
「しょうもねぇ男だな。
浮気するなら慰謝料払う覚悟くらい決めてやれよ」
悪態をつくユンギオッパ。
後ろのテーブルから今度こそ席を立つ音がして、ユンギオッパの隣にジミンさんが立った。
「ヒョン」
「ん？…………あぁわかったわかった」
ジミンくんとユンギオッパが数秒見つめ合ったあと、
ユンギオッパが立って、ソクジニオッパの隣に座った。
ジミンさんは私の隣。
「ヤー、ほんとに面白いね」
一連の流れを見て、キュッキュッと笑うソクジニオッパ。
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いなり(プロフ) - tyaiさん» すごくすごく返信が遅くなってしまってごめんなさい😭他の方のレスにも書いたんですが、Twitterの方で番外編を書いてます！今後こちらにもあげるかも知れませんがまだ未定ですので思い出した時にでも見に来ていただけたら嬉しいです🥲 (2022年11月16日 8時) (
レス) id: dd77868689 (このIDを非表示/違反報告)
いなり(プロフ) - yu5さん» すごくすごく返信が遅くなってしまってすみません😭Twitterの方で番外編をちょこちょこ書いています！溜まったらまたここに上げる、かもしれませんがまだ未定です🥲 (2022年11月16日 8時) (レス) id: dd77868689 (このIDを非表示/違反報告)
tyai - 急なコメント失礼します。本当に面白かったです！続編などは出ますでしょうか？ (2022年11月3日 23時) (レス) id: 4eebb26101 (このIDを非表示/違反報告)
yu5(プロフ) - 続きがめっちゃ気になります😩💦 (2022年11月2日 9時) (レス) @page45 id: 45f8af9607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いなり | 作成日時：2022年10月29日 7時
