【JM】my sweetie.

１３． ページ13

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◇◇◇◇◇◆◇



気づいたらチーム長ニムは僕の腕の中でぐっすり眠っていた。

でも僕の腰に回された腕はぎゅっと僕に抱きついたままで、

それがどうにも可愛くて、顔が緩んでるのがわかる。


「あー、かわいすぎる……」


いつものチーム長ニムだったら絶対にこんなこと思わないのに、

どうしても僕のツボを確実についてくる姿に、かわいいって言葉しか出てこない。

なんで今まで気づかなかったんだろ。


ぎゅっと抱きしめられた腕をそっと外して、抱えあげるとそっとベッドに寝かせた。


傍にあった椅子を引き寄せて、ベッドのすぐそばに座る。

ぐっすりと眠る寝顔がほんとに可愛くて、枕に押し付けられた頬も、

少しだけぽかんと空いた口元も、食べちゃいたいくらい。


坂道を転がり落ちるようにどんどん惹かれてってる自分に笑えてくる。

恋に落ちるってこんなにも簡単なものだっけ。

かわいい。もうたぶんこのひとが何してもかわいい。

かわいくてたくさん甘やかしたくなる。


さっき、僕にぎゅっと抱きついて、今日あった嫌だったこと、たくさん話してくれたな。

仕事中は、今日が嫌なことばかりの1日だったなんて、そんなこと全く感じさせなかったのに、

Aちゃんが心の中で思ってた色んなこと、たくさん教えてくれてすごく嬉しかった。

すごく満たされた気持ちになった。


椅子に座ったままベッドに伏せて、寝顔を眺めながら頭をなでる。

そのままそっと頬に手を添えると、擦り寄るようにするから、心がくすぐったくなる。


もっと、もっと甘えて欲しい。

もーっとこのひとを甘やかしたい。



あぁ、早く僕のものになればいいのにな。



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