伍拾肆ノ型 ページ8
貴「………何のことですか？今日が初めてだと思いますが…？」
開かれた窓から入ってきたのは
人間の如く微笑む�猗爿�
？「……初めてなんて酷いね、、傘のお嬢さん……いや、鬼殺隊のお嬢さんと言うべきか？」
そして途端に彼から威圧感が放たれる
貴「………鬼舞辻っ…無惨、、」
私はその凄まじさで顔が引きつる
けれども微笑んだ
貴「…傘、有難うございます……ちゃんと返してくれて」
鬼「…嫌味か……お前はどうせここで死ぬ」
無惨は口角をニヤリとあげる
その姿の不気味さ
心拍数がどんどん上がる
こいつはヤバイと本能が告げる
これは……武者震い？
手がカタカタと震えた
貴「…随分と……人間に化けたようね？」
鬼「……お前は初めから気づいていただろう……何故、あの時俺を攻撃しなかった？………まぁ、勝てるはずがないが」
当たり前のように窓に腰をかける
いつまで話す気かしら？
私は傘を取り出すと、広げた
そして奴に差し出す
貴「……あの時も雨で濡れていると思ったけれど………今も濡れているわね？雨とは違う禍々しいものに………」
鬼「………ふっ、」
無惨は楽しそうに眉をひそめて嘲笑う
けれども傘を受け取った
貴「……それよ、」
私は告げた
こいつは敵の親玉だ
殺さなければならい、馴れ合いは不必要
だけど、、
貴「…あの時も貴方はその顔で……儚い顔で濡れていた……それは人間そのものに見えてね………私もつい 普通に接してしまっただけよ」
こいつも…無惨も本来は人間だ
過去に何があったかは知らないけれど……
深い闇だった
鬼「……お前は愚かで馬鹿な娘だ」
無惨は また顔を歪めると立ち上がった
それを見て私も立ち上がる
貴「…馬鹿で結構よ……それより、蕨姫花魁は上弦の鬼ね？今はここにいないようだけど…」
そしてこいつはさっき花魁にあったのだろう
私達を殺す事を命じて
鬼「……さぁな、、」
無惨は 窓の外を見た
そして私を見ると、またあの微笑みをみせる
鬼「……早くしないと、皆 死ぬぞ？ ここは真っ赤に染まるだろう…」
そう告げた
貴「……殺さないの？」
私も微笑んでそう問いかけた
お前なら一瞬でしょう？
すると無惨は私に背を向けた
鬼「……お前のような雑魚は 俺じゃなくても殺せるだろう………」
そう呟いてまた夜の世界へと消えた
貴「………殺ってやるわよ」
私は彼がさっきまでいた虚空を睨みつけると
炭治郎の所へと向かった
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ビアンカ - とっても面白いです！できたら富岡さんを少し出していただけたら嬉しいです… (2020年7月9日 19時) (
レス) id: 8342502802 (このIDを非表示/違反報告)
イナビカリ(プロフ) - プラウスさん» コメントありがとうございます！すいません、他の方からのコメントでも無一郎君がいないことを教えて貰っていたのですが、やはり無一郎君を入れた方が良いでしょうか？であれば、書き直します！ (2019年10月21日 0時) (レス) id: b6281ca595 (このIDを非表示/違反報告)
プラウス - 無一郎君がいない (2019年10月19日 21時) (レス) id: 70d6052350 (このIDを非表示/違反報告)
イナビカリ(プロフ) - 蝶華さん、お久しぶりです！本当に更新が遅くなってすいません！そろそろ第三章に行かなければなりませんね|ω･`) 夢主ちゃんが本気を出します！少し原作とは違い(しのぶさんとか)があるとは思いますが、これからもよろしくです！ (2019年10月1日 0時) (レス) id: b6281ca595 (このIDを非表示/違反報告)
蝶華 - お久しぶりです！最近やっとイナビカリさんの作品が見られて本当に嬉しいです！遂に夢主ちゃんの過去も明らかになってこれからどうなっていくのかが凄く気になります？これからも頑張ってください！ (2019年9月30日 19時) (レス) id: 70b9e10207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イナビカリ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/RibonHomupe
作成日時：2019年5月20日 22時
