漆拾肆ノ型 ページ29
無事に柱合会議が終わり、私が屋敷に帰ろうとした時、
無「…A！」
無一郎君に呼び止められた
私はそっと振り返ると、そこには少し不安そうに私を見る無一郎の姿があった
貴「…どうかした？」
私はいつものように微笑む
すると、無一郎君は少しもじもじしながら、、
無「…俺、この後の任務で刀狩りの里に行くんだけど……一緒に行ってくれない？」
私に告げた
Aは一瞬、目を開いたがその後またにっこりと
貴「いいよ、一緒に行こう」
笑顔で承諾した
それを聞いて無一郎君は笑顔になると
じゃ、後でね！ と笑って去っていった
……弟がもう1人できた気分だわ
私は髪飾りを揺らしながら、屋敷へと帰って行った
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炭治郎side
『まんまるお月
白く輝く華の道
迷えば兎が逃げて行く
探しておくれ
白く輝く月の華
見つけておくれ
一人で泣いてる月の精
古へ咲く白き華』
昔、俺がまだ小さい頃に母さんが
禰豆子と俺によく歌ってくれた綺麗な唄
この時、いつも元気な姉さんが
訳も分からない病気にかかり、高熱で寝込んでいた
俺達や家族のためにいつも尽くしてくれる姉さん……どうしてもお見舞いしたくて華を届けに行った
でも、母さんに止められた
決して入ってはいけないと
きっとあの子は迷っているからと
だから俺と禰豆子は戸の前に赤い彼岸花を置いた……あの頃はあまり縁起の良いものではないなんて知らなくて……ただ、姉さんにはこの華が似合ってると、なぜか俺達二人は純粋に思ったんだ
炭『ねぇ、母さん……どうしてお姉ちゃんにあっちゃダメなの？』
禰『…心配！』
まだ幼い俺と禰豆子は、母さんに聞いた
月の光が母さんの顔を照らす
母『……あの子はね、迷っているのよ…泣いているの………』
そして母さんは少し悲しそうに笑って
俺たちに言った
母『…炭治郎、禰豆子……もしお姉ちゃんが……Aが一人で迷っていたら……救ってあげて……白い華を、、』
ーーー白い彼岸花を見つけてあげてーーー
「……郎っ！」
「……炭治郎ってば！」
炭「……ハッ！…ぜ、善逸？」
俺は誰かの声でとびおきる
善「何が善逸？…だ！ 起きろよ！もう昼だ！」
目の前には 何故か怒っている善逸の姿
俺は、怒る善逸を横目に
あの言葉を何度も繰り返した
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ビアンカ - とっても面白いです！できたら富岡さんを少し出していただけたら嬉しいです… (2020年7月9日 19時) (
レス) id: 8342502802 (このIDを非表示/違反報告)
イナビカリ(プロフ) - プラウスさん» コメントありがとうございます！すいません、他の方からのコメントでも無一郎君がいないことを教えて貰っていたのですが、やはり無一郎君を入れた方が良いでしょうか？であれば、書き直します！ (2019年10月21日 0時) (レス) id: b6281ca595 (このIDを非表示/違反報告)
プラウス - 無一郎君がいない (2019年10月19日 21時) (レス) id: 70d6052350 (このIDを非表示/違反報告)
イナビカリ(プロフ) - 蝶華さん、お久しぶりです！本当に更新が遅くなってすいません！そろそろ第三章に行かなければなりませんね|ω･`) 夢主ちゃんが本気を出します！少し原作とは違い(しのぶさんとか)があるとは思いますが、これからもよろしくです！ (2019年10月1日 0時) (レス) id: b6281ca595 (このIDを非表示/違反報告)
蝶華 - お久しぶりです！最近やっとイナビカリさんの作品が見られて本当に嬉しいです！遂に夢主ちゃんの過去も明らかになってこれからどうなっていくのかが凄く気になります？これからも頑張ってください！ (2019年9月30日 19時) (レス) id: 70b9e10207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イナビカリ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/RibonHomupe
作成日時：2019年5月20日 22時
