竈門家長女は古（いにしえ）に笑う 【鬼滅の刃】

参拾参ノ型 ページ35

柱合会議を終えてから 三日後


貴「あぁ……炭治郎達の怪我の具合を見に行こうと思ったのに……この任務は長くなりそうね……えぇ、と……西街…ね」



私は早速任務を行うために 動き出した


鷹「……西街、西街デハ 多クノ人々ガ消エテイル……中ニハ タダ 残虐ニ殺サレテイル奴ガイルラシイ……ソシテ トアル宗教団体ノ中心部デアル……」


貴「……宗教団体…ね、、報告ありがとう…さぁ、行くわよ」



私は鷹を肩に乗せると
西街へと足を進めた


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貴「……とりあえず、その宗教団体が怪しいわね、、中で探ってみるか…」


私は 花街での任務の時のように
普通の着物を着て 髪の毛を結うと


とても怪しそうな宗教団体へと
向かう









？「………では、今日は終わりとしよう、、同志が増えて 嬉しいよ」


目の前でニコニコと笑う この宗教団体の頂にたつと思われる人が そう告げる


周りのみんなは お礼を言ったり
顔が整っているのを見て 頬を染める娘達もいたけれど……


何故か 私はその笑顔に背筋が凍った



もしかして……こいつは上弦の鬼かもしれない


ドクドクと心臓が波打つ
私は背中に流れる冷や汗を感じながら
陰ながらその男を見つめた


ーーー今のままで ここにいるのはまずい


私の本能がそう告げる



入って初日だったが
帰ろうと決意した………



ーーー西街 上弦の可能性ありーーー


これを お館様に伝えなければ




私は 荷物を持つと屋敷を出た
もう外は 薄暗い


その時、ポツポツと雨が降ってきた


貴(これは……本降りになりなりそう……)



私は駆け出した
傘を持ってこれば と後悔している


しかももうすぐ夜だ



風邪をひきそう



そう思った時、



？「……濡れますよ、傘 使いますか？」


目の前に男がいた


貴「……ッ…」



ーーー鬼舞辻 無惨ーーー


鬼とは思えないほど 人間に化けている
微笑んでいるのだ



貴「……貴方は…」


鬼「…傘を返していなかったね……まさかここで会えるとは思わなかったよ」


そう言って 私が貸した傘を差し出す無惨



もう、関わりたくなかったんだけど……
雨が降っている、、致し方ない



私はその傘をとると

貴「…ちょうど、困っていたんです、、ありがとうございます…」


そう微笑んで告げた





鬼「………次会う時は 殺し合いだな」


そう呟いた声など知らずに……

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