弐拾伍ノ型 ページ27
炭治郎side
勝った……
俺は目の前で崩れていく異形の鬼を見つめた
鬼の目は 悲しく揺れる
俺は�猗爐劉畆蠅魄�ると
炭「神様どうかこの人が今度生まれてくる時は 鬼になんてなりませんように……」
心からそう願った
俺は鬼の全てが悪いとは思わない
それは俺自身の妹が鬼であるからかもしれないけれど……
昔、大好きなあの人が教えてくれたから
『鬼とは悲しく可哀想な生き物よ
生きる選択は 人を食べる事でしか選べない
そして、自分が生き残るためにした事を人に罰せられ 殺されてしまう……
だからね、炭治郎……
覚えておいてちょうだい、、
全ての鬼が 悪に染まっているわけではないの
全ての鬼が望んで鬼になったわけではないのよ………望んで 家族を殺したりしていないわ
炭治郎
見てあげて、、その鬼が本当の悪かどうかを………姉さんはそれを望んでる
この世界がいつか 変わる事を』
俺、今なら分かるよ
Aお姉ちゃん……
俺はその後も何とか最終試験に合格した
もう体はボロボロだった
錆兎……真菰…俺、勝ったよ
自分に試験に
鬼殺隊の隊服や鋼選びなどを終えて
俺は木の棒を杖代わりにしながら 鱗瀧さんの家へと帰っていく
するとふと異形の鬼の言葉を思い出した
あの異形の鬼は 錆兎や真菰…鱗瀧さんの教え子たちを 次々に殺していったと話していたけど………
何かに怯えていた
それと 右に近い方の腕にあった 三日月の様なので 鋭い傷跡……何故、残っているのだろう
炭治郎がそれを知るのは
もう少し後の事
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炭治郎が試験に受かってから 数ヶ月後
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Aside
貴「良かったぁぁぁ！」
私は 鱗瀧さんからの手紙を見て安堵した
それは 炭治郎が今もちゃんと無事で
さらに強くなっているという報告だった
それより、
私は隣にいる義勇にいった
貴「ねぇ、義勇……しのぶさんと義勇をお館様が呼んでるらしいよ？」
義「……知ってる、さっき行ってきた」
どうやら任務らしい
貴「……何の任務？」
義「…今、下の階級たちが戦っている鬼の中に 下弦の鬼がいるらしく、柱を所望しているらしいから……それを頼まれた」
そう答える義勇
するとゆっくり立ち上がり 私を見る
義「……行ってくる」
私はため息をつくと 少し微笑んで、
貴「行ってらっしゃい」
そう告げた
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みお(プロフ) - 鱗滝さんの字が違ってますよ！ (2019年10月4日 2時) (
レス) id: e5923a196b (このIDを非表示/違反報告)
イナビカリ(プロフ) - あいうえおさん、ご指摘ありがとうございます！返信遅くなりすいません(T ^ T) (2019年9月14日 0時) (レス) id: b6281ca595 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - 「鱗滝」ですよ。 (2019年8月21日 17時) (レス) id: d4ea0d195c (このIDを非表示/違反報告)
イナビカリ(プロフ) - あやさん、コメントありがとうございます！更新が遅くなるかも知れませんがこれからも宜しくお願いします！ (2019年7月25日 22時) (レス) id: 757b33d380 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - めっちゃ最高に面白いです！！！応援してます！！！ (2019年7月21日 18時) (レス) id: 7701c78eca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イナビカリ | 作成日時：2019年4月24日 0時
