竈門家長女は古（いにしえ）に笑う 【鬼滅の刃】

弐拾肆ノ型 ページ26

あれから、私はしばらく遠くから炭治郎の鍛錬を見守り……鱗瀧さんの家に来てから一週間半で お館様の元へと戻った


事情は説明していたものの、何度も謝らせていただいた……私が弱くて脆いから、、私が悪かったのに

お館様は何度も私に謝ってきた
無神経な事を言ってすまないと……



それから、柱のみんなにも会いに行った
抜けていた分 迷惑をかけたかもしれないしね



不「…おい！てめェ、この一週間ほど何してやがった？……弱い柱なんて必要ねぇ、、はじめからやり直してこい」


特にこの人には凄い怒られた

風柱、不死川 実弥
傷だらけの偉そうな人……と私は認識している


貴「……すいませんでした、ご迷惑をおかけして、もう大丈夫ですので 復帰させて頂きます」


私はニコッと微笑んだ
奴に見せる笑顔はこれでいい


不「……チッ、しっかりしろよ」


彼なりの励ましだと 捉えておこう
この人は 偉そうな態度だけど お館様への態度は誰よりも優れている

そして……柱の中の誰よりも鬼を憎んでいる



この人に 私の妹の存在がばれてしまったら？
考えるだけで頭がいたい



煉「…やっと元気になったか！A！」


貴「ッ！……杏寿郎さんですか！ すいません…ご迷惑をおかけして………やっと自分を取り戻せた様なので これから 復帰させて頂きます。」



後ろから 声を掛けてきたのは

炎柱、煉獄 杏寿郎

私はこの人の生き方が好きなの
この人の世の捉え方がとても筋が通っていて……信念があるから

憧れの存在


煉「そうか……お館様から話を聞いた時は 探しに行こうかと思ったよ」


貴「……？ 何でですか？」


すると杏寿郎さんは笑って
私の頭に手をのせた


煉「…少しでも 慰めてやりたかったんだ」


私の顔が赤面した
私にお兄ちゃんがいたらこんな感じかしら？

そんな事を思いながら やはり彼の言葉は 癒しをくれると思った



その後、しのぶさんや蜜璃さんにも謝りにいった


二人はとにかく優しくて
これからも頑張っていこう と笑いかけてくれた………二人の笑顔は綺麗だった



その後にも他の柱に謝りにいった



そして最後は


義「…A、大丈夫か？」


貴「…義勇……迷惑をかけてごめんね、、もう大丈夫だよ」


何も言わずに去って行ってしまったから
かなりの心配をかけてしまっただろうね


貴「……また、私と一緒にいてくれる？」


義「…あぁ」


義勇は笑ってくれた




いつも思う
義勇の笑顔は どことなく安心するんだ

弐拾伍ノ型→←弐拾参ノ型

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す