壱ノ型 ページ3
Aside
貴「……ん」
眩しい朝の光で目がさめる
起き上がって隣を見てみると
布団からはみ出て寝ている可愛い弟妹
私は竈門家長女 竈門 A
長く伸びた髪の毛を一つにまとめると
顔を洗いに水をために行く
私が目覚めた時には 母がいつも朝ご飯を作り、父は火を焚いていた
貴「母さん父さん、おはよう」
母「…あら、おはよう A」
父「おはようA…水を取りに行くのかい？」
二人は微笑みながら 挨拶を返してくれる
これが私の大切な家族
貴「ふふ、うん…私も顔を洗いたいし、炭治郎も禰豆子も きっともうすぐ起きるから、」
母「ごめんね…貴方にお世話をかけてしまって」
母は時折 申し訳なさそうに謝ってくる
私達家族は 森の奥に住んでいて 炭を売って生活をしている
正直、あまり裕福とは言えない
貴「大丈夫だよ、母さん。私がやりたくてやっているの…だから平気よ！」
けれど 私は この暮らしが大好きなの
私は 母に笑いかけると
桶を２つ持ち 川へと歩いた
もうすぐしたらあの子達が起きる
…ふふ、忙しくなりますねぇ
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ーーーーーーーーーー
炭「お姉ちゃんっ！」
禰「お姉ちゃ！」
ーーボフッーー
貴「あらあら、おはよう。炭治郎 禰豆子。 顔を洗っておいで」
私が水をくんで朝帰ってくると、
元気よく 二人が抱きついてくる
二人は私から見たらまだ幼い
私もよく 炭を街に売りに行く時に 大人びているように見えるけど……結構 幼い方なの
母「A、炭治郎、禰豆子！ ご飯 出来たわよ」
炭「わーい！ご飯」
禰「ご飯！」
二人は嬉しそうに走る
貴「こらこら、走り過ぎたら こけちゃうわ。急がなくても 大丈夫」
私も後を追いかけた
大好きだから、守りたいの
大切だから、救いたいの
そのためなら 私は何だってする
この手を染めてでも 守りたいものがある限り
夜、私は月を見上げて 問ふ
「宿命とは、なんぞや」 と、
未来は何が起こるかは 分からない
だからこそ 過去を古を見つめる
この時、私は何かを感じていた
この手にある温もりが
�牴深圻瓩�によって
消されてしまうんじゃ ないかって……
……
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みお(プロフ) - 鱗滝さんの字が違ってますよ！ (2019年10月4日 2時) (
レス) id: e5923a196b (このIDを非表示/違反報告)
イナビカリ(プロフ) - あいうえおさん、ご指摘ありがとうございます！返信遅くなりすいません(T ^ T) (2019年9月14日 0時) (レス) id: b6281ca595 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - 「鱗滝」ですよ。 (2019年8月21日 17時) (レス) id: d4ea0d195c (このIDを非表示/違反報告)
イナビカリ(プロフ) - あやさん、コメントありがとうございます！更新が遅くなるかも知れませんがこれからも宜しくお願いします！ (2019年7月25日 22時) (レス) id: 757b33d380 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - めっちゃ最高に面白いです！！！応援してます！！！ (2019年7月21日 18時) (レス) id: 7701c78eca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イナビカリ | 作成日時：2019年4月24日 0時
