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拾弐ノ型 ページ14

鎹「カァッ!……鬼狩リトシテノォ 最初ノ仕事デアル! 西ノ街へ向カエェ!……西ノ町デハァ、毎夜 毎夜 子供が消エテイル!!」



貴「…西の街? 」


義「…そうらしい」



義勇の鎹鴉が 鬼の場所を報告する
どうやら 西の街で鬼が暴れているらしい


私は自分の方にいる鎹鴉……じゃなくて鷹に尋ねる


貴「…どうやって いけばいいの?」


鷹「…コノ道ヲ 真っ直グニ 行ケバ イイ」



報告はしてくれないのに
教えてはくれるんだね……


私は ため息をつき
そして 背後を振り返る



貴「…いくよ! 義勇」


私達は 道を走った



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーー
西の街


少女「……うッ…うちの弟が いないんですっ! だ、誰か 探してくださいィィ!」



私達が西の街に入った時
一人の女の子が 叫びながら 泣いていた


貴「…あの どうかしたんですか?」


いてもたってもいられず 私はその子に声をかける


少女「…ッ⁉……うわぁぁぁん……」


貴「え、えぇッ! 泣かないでッ! 大丈夫よ! 私達 危ない人何がじゃないわ!」


私達を見た瞬間 少女は大声で泣き始めた

義勇も私も吃驚して オロオロする



義「…ぅ…あ、あの 何があったのか 教えてくれないか?」


貴「そ、そうだね! 話 聞くわ!」


私達は 慌てて彼女に笑顔を向けて 話を聞く


こんなに泣いて……何かあったに違いないよね……



少女「…ぅえッ……弟がッ…帰って 来ないのっ! 普段は もう家にいるはずなのにィッ!」


そう言って 私の胸に飛び込んで
泣き始める


私は少女の頭を撫でる


炭治郎……禰豆子……



貴「…ね、 弟君が行きそうなところ 教えてくれないかしら? 」


少女「…えっ……? 探してくれるの?」


貴「ふふ、…当たり前よ 」


少女「な、何で? 誰も話聞いてくれなかったのに……」


彼女はキョトンと 首を傾げた


さっき叫んでいたのは 弟を探して欲しかったからね



貴「……私にもね、可愛い弟と妹がいるの……だから その子達を思う姉の気持ちは 痛いほどわかるわ、」


少女「…お姉さん……ありがとう!」



少女は 嬉しそうに 少し安堵したように笑う



貴「……義勇、 貴方の鎹鴉は言ったわよね…この街で度々 子供がいなくなるって」


義勇「…うん……って事は」


貴「ええ、その可能性が高いわね」


私と義勇は 目を見つめあい 頷きあう



間に合うかは分からない
いいえ、絶対間に合わせてやるわ!

拾参ノ型→←拾壱ノ型



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みお(プロフ) - 鱗滝さんの字が違ってますよ! (2019年10月4日 2時) (レス) id: e5923a196b (このIDを非表示/違反報告)
イナビカリ(プロフ) - あいうえおさん、ご指摘ありがとうございます!返信遅くなりすいません(T ^ T) (2019年9月14日 0時) (レス) id: b6281ca595 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - 「鱗滝」ですよ。 (2019年8月21日 17時) (レス) id: d4ea0d195c (このIDを非表示/違反報告)
イナビカリ(プロフ) - あやさん、コメントありがとうございます!更新が遅くなるかも知れませんがこれからも宜しくお願いします! (2019年7月25日 22時) (レス) id: 757b33d380 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - めっちゃ最高に面白いです!!!応援してます!!! (2019年7月21日 18時) (レス) id: 7701c78eca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イナビカリ | 作成日時:2019年4月24日 0時

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