ファンとアイドル【桃×赤】

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赤





いっちょ前に後で合流するわ！って言うたけど



俺ここ来るん初めてやん



食堂の場所なんて知ってるわけないやん








赤｢撮影始まってまうて｣




学生に聞くしかないよな




ロケ中に迷子、しかも大学で。って恥ずかしいけど迷惑かけるよりマシか……





うわぁー、ほんっま最悪！



こうなるんやったら食堂行ってから行けばよかったし













なんて思った時




桃｢……なんか困ってます？｣




後ろから声を掛けられた




赤｢あ、えーと……っ、？！｣




振り返った瞬間息が止まるかと思った








だって、目の前にあの時の彼がおったから。







桃｢えっ、重岡大毅……？｣


赤｢っ、あの……！もしかして、ライブ来てくれた？｣


桃｢ぇ、行きました……｣








やっぱりそうや。




あの時の子。




ずっと、ずっと、探してて、会いたかった人。






緑｢シゲー、遅いー……って｣


赤｢神ちゃん……！ちょっ、まって｣



俺が遅いから心配したのか神ちゃんが迎えに来てくれた






でもここを逃すともう会えるチャンスは無い。

なにか！何かしないと……！！







赤｢ぇと、スマホ！持ってる？｣


桃｢持ってます、けど……？｣


赤｢これ！俺の連絡先、登録して！｣


桃｢へぇっ？｣


赤｢い、いいから！！早く！｣


桃｢え？あ、はい！！｣



勢いに任せて連絡先を交換した






なにもしないで後悔するよりか、なにかして後悔する方が絶対いい





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