ファンとアイドル【桃×赤】

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桃






“メンバーが望くんに会いたいたがっててさ……”







桃｢へぇっ？！｣






“嫌やったら言うて？俺が断るから”




嫌ではない……けど、普通に緊張しかせんのやけど








でも






“行きます”




メンバーさんにもちゃんと挨拶せんと。





“じゃあまた空いてる日教えて”





･








みんなの仕事がある日が土曜日しか無いらしくて、ちょうど俺も予定無かったから朝イチで東京へ出発


テレビ局の楽屋で会うらしいんやけどさ、まず俺が入っていい場所なん？



関係者以外は入れませんって止められたりしやん？大丈夫？









……なんて心配もよそにテレビ局まで行くと大毅さんが待ってくれてた


何気に恋人同士になってから会うの初めてや







赤｢おはよぉ。わざわざゴメンな？｣


桃｢いやいや、でもなんか親に挨拶しに行くみたいな感じで緊張します……笑｣


赤｢くふふっ、リラックスリラックス！｣


桃｢ふうぅぅぅ、｣





まだ人が少ないテレビ局の廊下


そっと大毅さんの手を握る







赤｢っ、｣


桃｢着くまで握らせてください｣


赤｢……うん｣




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