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緑
緑「……んで何があったん?」
赤「……」
晩御飯はシゲが食べやすそうな雑炊。あの様子やとまともなもん食べてなさそうやったしお野菜多め。
シゲは口を固く結んで答えませんとでも言うような様子
……こっちから仕掛けるしかないか
緑「望くんとなんかあったんちゃうの?」
赤「っ、」
ピタッとシゲの手が止まる
シンメ舐めんなよ。
1体1の心理戦みたいな状態になってたら、話すしかないと思ったのかぽつりぽつり話し出したシゲ
赤「……会うの辞めよって言われてん」
緑「……え、なんで?」
赤「教えてくれへんの、既読にもならへん。」
緑「そんな、」
赤「それでなんか集中できひんくて、台本全然頭入らんからほぼ寝てへんくて。」
今にも涙が溢れてきそうなシゲ
正直、望くんには腹が立った
……でもシゲの話を聞く限り望くんがそんな酷いことをする人とも思われへん。
なにか理由があるに違いない。と思いたい
緑「もう1回連絡してみたら?」
赤「……自信なくしてん。拒絶されるのが怖い」
緑「ごめん、無神経なこと言うた 」
神ちゃんは悪ないでって雑炊を1口
切なそうに笑うシゲを見てこっちまで胸が痛くなる
緑「シゲこっちおいで」
赤「……ん?」
ぎゅっと抱きしめてあげる
緑「大丈夫。シゲはきっと幸せになれる」
赤「っ、」
大丈夫、大丈夫。
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ちせ(プロフ) - iisgyu1129さん» 許可いたしました!フォローありがとうございます! (2023年1月8日 19時) (レス) id: 5542acdd11 (このIDを非表示/違反報告)
iisgyu1129(プロフ) - コメント失礼します!いつもお話を楽しく拝見してます(*^^*)Twitterフォローさせて貰いました!〈mikan〉って名前のアカウントです!許可してもらえると有難いですm(_ _)m (2023年1月8日 17時) (レス) @page42 id: 9ca9d713cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちせ | 作成日時:2022年11月23日 7時