【イナイレ】 ま ね っ こ . 【エイリア編】

◆ .. vsジェミニ ページ20

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ﾋﾟｰｯ

笛が鳴り、豪炎寺のキックオフで試合が始まった


一気に上がり相手陣内へ攻め込む雷門イレブン
風丸君、鬼道君、塔子へとショートパスをつないでいくもボールと奪われてしまう

ボールを奪われた豪炎寺の視線の先には怪しげな3人組
いかにも‘宇宙人’というような見た目をしている


うん、なんかちょっと気持ち悪いかも..


奪われたボールはそのまま雷門陣内へと運び込まれてくる
相手の放つシュートは技を使っていないのに強烈だった

何か技を出す間もなく円堂君の体ごとゴールへ押し込まれた


これまでわずか30秒


強い

サッカーに詳しくない私でも分かる
動きがみんなと全然違っている


それでもエイリア学園に対して怖気づく人は誰一人としていなかった

「まだ一点、勝負はこれからだ」
と曇りのない表情で言った



その中で豪炎寺は依然として怪しげな三人組へと視線を向けていた



エイリア学園の激しい攻撃が続く
雷門イレブンは手も足も出ない

雷門イレブンのメンバーを跳ね飛ばしながら雷門陣内へと攻め込み
円堂君のお腹にサッカーボールをめり込ませながら得点を重ねる


見ているこっちが辛くなってくる


雷門イレブンはかなり体力が削られているようでみんな肩を上下に動かしていた


秋ちゃんが何かアドバイスを求めるように瞳子さんの方を見るが視線が交わることはなかった


10−0という大差が開いた今もあきらめた表情をしている選手はいない
何か突破口はないのかと思案しているようだった


途端、鬼道君がエイリアのパスをカットした
何かに気づいたのだ


隣に座っている瞳子さんは満足気な表情になった


鬼道君がカットしたボールがフリーの豪炎寺へと渡り雷門イレブンにチャンスが訪れた


‘ファイアトルネードｯ’!!




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