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Aside
うさぎに肩を支えてもらいながらビーチの入り口を目掛けて歩く。一歩ずつ。
私の体力はそろそろ限界を越えようとしていた。
気を抜くと今でも倒れてしまいそうだ。
中に入るとロビーには沢山の人が集まっていた。
その沢山の人が入り口から入ってきた私に視線を移す。
それもその筈だ。身体中に大怪我を負っているのだから何事だと気になる人が多数だ。
きっと丁度ゲーム会場に行こうと集まっている所だろう。
いつもの洗脳の様なボーシヤの演説を聞く時間。
うさぎの助けを借りながら進むと人が私たちが通る道を開ける。まるでレッドカーペットだ。
「あの人どうしたの..？」
「めっちゃ怪我してんじゃん」
人が開けた道を進みながら耳を澄ますと、そんな声が聞こえてくる。
一歩ずつ。懸命に歩きボーシヤの元に辿り着いた。
「Aじゃないか、何があったんだい？」
ビーチのNo. 1がボロボロになった体を見ながら少し眉を顰め私にそう聞く。
ここで嘘をついてもこの怪我でどうせバレるだろうと思い事実を話す。
「スペードの8。かなりの体力戦だった。」
さっき回収したスペースの8のトランプを右手で仰ぎながらボーシヤにそう言う。
私がその発言をした瞬間周りがざわめき出した。
今まで出現しなかったスペードの8。無理もない。
その発言を聞いたボーシヤは驚いた様な嬉しい様な表情を見せた。
「...スペードの8！！これでまた出国に一歩近づいたよ！」
「A、やはり君はやってくれた！」
そう私をうるさいぐらいの声で称賛する。
そして大きな音で手を打ち合わせた。
「今日はもう休め、君は大事な幹部の1人だ。」
そう耳元で私に囁いてきた。
もう完全に幹部のメンバーに加入してしまったみたい。
そうしてボーシヤ達はゲームに参加していった。
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うさぎが部屋まで送ってくれた。
私のことをこんなにも大切に扱ってくれるうさぎには感謝してもしきれない。
「1人で大丈夫？私が処置しようか..？」
傷だらけの私を見てうさぎが心配そうな目でそう言う。
「大丈夫！1人で出来るから、心配しないで..！」
明るい口調でなるべく心配させない様にした。
応急処置ぐらいならきっと1人でも出来る。
うさぎは一瞬不安そうな表情を溢したが直ぐに元の表情に戻り「分かった、後でね..！」と優しい口調で言った。
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ayn. - クイさん» 初コメありがとうございます♡とっても嬉しいです！これからも頑張りますのでよろしくお願いします✨ (2023年2月17日 17時) (
レス) id: 6fff18c5cc (このIDを非表示/違反報告)
クイ(プロフ) - 初コメです！キュンとしたりハラハラしたりめちゃくちゃ面白いです！更新楽しみにしています！ (2023年2月15日 22時) (レス) id: 5923468ba0 (このIDを非表示/違反報告)
ayn. - あかねさん» 初コメありがとうございます🎵めちゃめちゃ嬉しいお言葉すぎます♡これからも楽しんでいただければ幸いです！よろしくお願いします✨ (2023年2月7日 20時) (レス) id: 6fff18c5cc (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 初コメ失礼します！この小説すっごく面白くて大好きです🥺更新大変だと思いますが、これからも頑張ってください💪 (2023年2月6日 6時) (レス) @page8 id: b290921bd3 (このIDを非表示/違反報告)
ayn. - 金成さん» ご報告ありがとございます（ ; ; ）早急に外して参りました、教えてくださらなかったらそのままでした、本当にありがとうございます(>_<) (2023年2月5日 20時) (レス) id: 6fff18c5cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ay. | 作成日時：2023年2月4日 20時
