デスドライビング ページ30
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「あ、はいただの車好きなんですけど…。」
「あー、成程な。まぁ幹部が居るから仲間に入りたい気持ちもわかるけど」
「幹部…？」
キョトンとした男の人。
思わず腕を見ると、そこにリストバンドは着いていなかった。
ビーチの存在を知らない人だ。
思わずアンが「ゲームは初めて？」と聞く。
「ゲーム？あぁ、はい。何となくここにいて。これってなんですか？」と言った。
「勘弁してって。」
アンとクイナが同じことを呟いてボヤく。
ふと後ろを見ると、もう人はほとんど残っておらず、車に乗ることを決断できていない人だけがちらほらいる状況だった。
「ここにいても時間切れで死ぬだけ。…どうするの、A」
「ちょっとアン！Aに決めさすん！？」
「しょうがないじゃない、私たちは運転しないんだから、主導権はAにあるわ」
サングラスを外したアンが「早く決めて」と言う。
そんなの、見捨てられるはずがない。
きっとクイナもアンもそれをわかって言ってるんだ。
「っ…、早く乗りましょう！5人です！」
「…OK、Aが決めるんやったらそれでええわ」
アンがさっと助手席に乗り込む。
クイナはユイちゃんを抱えて後部座席へ素早く入った。
「シートベルトをつけてください。…えっと、…」
ミラー越しに男の人を見ると、「タクヤです」と少し緊張した声で言った。
「タクヤさん。ユイちゃんをお願いします。クイナも」
「任せとき」
「はい」
エンジンボタンを入れ、ブレーキペダルを足から離した。
どこか久しぶりな感覚がして、4人分の命を預かっている重みを抱えながらペダルを踏んだ。
「デスドライビングね」
ボソリと呟いたアンがサングラスをかけ直しながら、「よろしく頼むわよ」と続けた。
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みりん(プロフ) - はーとさん» わぁ嬉しいです( ¤̴̶̷̤́ ‧̫̮ ¤̴̶̷̤̀ )！ 褒め方が上手すぎて更新意欲が止まりません！笑 今後ともよろしくお願いします！ (2023年1月26日 2時) (
レス) id: 54bed94868 (このIDを非表示/違反報告)
はーと(プロフ) - みりんさん» 本家のストーリーもありつつチシヤとのシーンがオリジナルで加えられていて最高です✨️✨無理はせずにこれからも更新お願いします🙇♂️これからも読ませていただきます^^ (2023年1月25日 17時) (レス) id: f292a3492c (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - そらのさん» 嬉しいです…！止まらなくて、気づいたらもう移行なのですが最後まで付き合ってくださるとありがたいです՞･֊･՞！ 更新が捗ります🫶🏻 (2023年1月25日 4時) (レス) id: 54bed94868 (このIDを非表示/違反報告)
そらの(プロフ) - 主様の小説本当好きです！チシヤの小説少ないのでこの作品が楽しみで仕方ないです！更新楽しみにしております！ (2023年1月25日 4時) (レス) @page47 id: 17ad6f88d5 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - はーとさん» 嬉しいコメントありがとうございますꈍ .̮ ꈍ こういうコメントのおかげで更新する気力が湧いてきます！今日も頑張りますね💪🏻( ¤̴̶̷̤́ ‧̫̮ ¤̴̶̷̤̀ ) (2023年1月25日 3時) (レス) id: 54bed94868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みりん | 作成日時：2023年1月18日 5時
