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茅野side
自分を見つめなおして、気がついた
澪奈が自ら命を絶ってしまったのは、私のせいだって
そのことを今、言ったのに
「ち、違います…」
小さな声がそれを否定した
茅「え…Aさん…？」
いつもみんなから悪口を言われたり、嫌がらせをされていたA Aさん
話したこともなかったけれど
澪奈をみんなが避けるようになってから、いや、避けられるようになってから、2人は仲良くなっていったような気がした
柊「…A？意見があるなら、言ってごらん」
「えっと…その…景山さんは…」
彼女はいつもそうだった
僅かに視線を斜め下に向け、誰とも目を合わせない
言葉もスラスラ出てくるようなタイプじゃない
言葉に詰まった彼女に、クラスのイラつきが募るのがわかった
甲「まともに喋れねぇやつは黙ってろ！」
イライラがピークに達した甲斐くんが、Aさんを突き飛ばした
細くて折れそうなほど華奢な体が地面に転がる
こんなときでも、彼女の姿を見て、笑うクラスメイトは異常なんじゃないかな…
それでも彼女はめげずに口を開いた
「景山さんは…茅野さんのこと…楽しそうに…話してました…
いい子なんだ…って
そんな…風に言われてた…茅野さんが…景山さんの…自 殺の原因だとは…思えません…」
柊「…そうか
でも今は茅野の回答の時間だ
…残念だが、お前の意見は参考にはならない」
先生の一言で、Aさんはまた口をつぐんでしまった
柊「ちなみに、茅野、残念ながらお前の回答は不正解だ
確かに、景山澪奈はクラスメイトから無視されていた
そして親友と思ってたお前にも避けられて、傷ついた
でもそれが亡くなった理由じゃない」
茅「違う…私のせいなんです
……ほんとに！私のせいなんです！」
柊「お前のせいじゃない！」
…どうして…わかるの…？
里見「なんであんたにそんなことが分かるんだよ！」
柊「景山本人から聞いたからだ
……何に、あいつが苦しんでいたのか」
甲「なら景山は誰に何をされて自 殺したって言うんだよ！」
…先生と澪奈の関係って…？
柊「それはお前たちが自分で探せ」
甲斐「……んだと……」
先生は苦しそうに言葉を繋いだ
柊「……なぜ、クラスメイトが、死ななければならなかったのか
卒業までの10日間で、一緒に考えるんだ！」
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sei(プロフ) - 楽しんで読ませてもらってます！私にもその文才欲しいくらいです。・゜゜(ノД`) (2019年3月21日 17時) (
レス) id: cd07a6348c (このIDを非表示/違反報告)
バボちゃん(プロフ) - 諸行無常系女子さん» ありがとうございます！頑張りますね(￣^￣)ゞ (2019年3月18日 18時) (レス) id: f818c9f9b9 (このIDを非表示/違反報告)
諸行無常系女子 - 楽しく読ませてもらってます！これからも頑張ってください(*^o^*) (2019年3月18日 14時) (レス) id: 30d23c8fcb (このIDを非表示/違反報告)
バボちゃん(プロフ) - ラビットさん» ありがとうございます！ラビットさんのお言葉、とっても励みになります！ (2019年3月17日 23時) (レス) id: f818c9f9b9 (このIDを非表示/違反報告)
ラビット(プロフ) - ものすごく面白くて続きが気になります！更新頑張ってください！ (2019年3月17日 19時) (レス) id: 80ad6ef553 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バボちゃん | 作成日時：2019年3月14日 20時
