[メリオダス]消えたもの２ (ページ23)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:325,492 hit

☆54話☆ ページ23

no side

「女神の琥珀で封じ切れないわけだ」

ヘルブラムの仮説によれば、後付けで魔神の力を手に入れた新世代聖騎士とは格が違うらしい

端から混じっている。それはすなわち、生まれた頃から混じっている。いわば純血か

「ま、いっかぁ～！！そんなことよか、もうちょっち試させてもらおうかにぃ～！！」

再びメリオダスとA、ヘルブラムの乱闘が始まる

戦いの最中、2人の魔力が徐々に膨れ上がっていく。これを見たヘルブラムは自分の魔力でこと二人を倒せないと判断した

「仕方ない、私が少し貸そう」

「っ！！」

聖騎士長ヘンドリクセンの魔力共有により、ヘルブラムの魔力が増加する

「っ………！！」

その力に負けたメリオダスとA

それにより二人の魔神化は解けたが、崖にめり込み気を失った

「ふぃ～危なかったぁ～。ほんの少しのリンクであの二人を沈めるとは……ヘンドリクセン聖騎士長、恐ろしい人よ………さて、また暴走される前に回収しないと」

英雄2人を連れ去ろうとしたヘルブラム。だがそれは巨大な神髄によって阻止された

こんな大きなハンマー。使えるのは彼女しかいない

「な～んだ生きてたの？

嫉妬の罪＜サーペント・シン＞のディアンヌ」

ディアンヌside

ボクが駆けつけたころにはすでに二人はボロボロだった

そっと手のひらに乗せてみる。力の入っていない2人の体は見るに耐えなかった

ボクがもっと早く来ていれば…

「A………団長………」

「あの～ちょっと俺っちと交渉しない？」

ここから聖騎士がくだらないことを言いだす
ボクはそれに興味なんてない

なにがヘルブラム占いだ……
なにが仲間に手出ししないだ………

ボクの中には怒り、後悔、そればかりだった

Aと団長をこんなにして…
それを助けられなかった自分が情けなくて

どうしようもない気持ちだ

ボクはそれを切るようにギデオンを振る

「大地の怒号“マザー・カタストロフィ”！！」

ボクの周りの大地が割れ、波のように岩が飛ぶ

聖騎士は倒せなかったけど撤退にはできた
そのせいで地面がひっくり返ったりしちゃったけどね

やりすぎちゃった。てへっ