★30話★ ページ38
貴女side
「A、本当に大丈夫ですか？」
「うん」
「悩みがあるなら私が聞きます！」
「えへへっ。エリザベスは優しいね」
気にしないって言ったけど、一生懸命励ましてくれるエリザベスに心が揺らいだ
なぜだか彼女には弱い。団長にもだが、自分の隠していることさえ糸がほどけるみたいに口から溢れてしまう
ほら、今だってそう
「…団長、私のこと仲間って思ってないのかなぁ〜って、思っちゃって」
「え？……なぜですか？」
「団長、ディアンヌに言ってたじゃない『大事な仲間にそんなことできない』って」
「はい…」
「でも団長、私にはイタズラする…だからそうなのかなって……」
エリザベス、そんな顔しないでよ
わかっていたのに。困らせることくらい。驚かせることぐらい。なのになんで私は君に言ってしまうのか
違和感なく、すっと出て入って溶けていく。安心感や心地の良さからなのか
それとももっと大きなことなのか
それは今でもわからない
エリザベスside
悲しげに笑うAを見て、私は何も言えなかった。大きな勘違いをしている彼女に、私は何て言えばいいのでしょう
Aは、メリオダス様の気持ちに気づいてないのですね
メリオダス様は確かにAにイタズラします。これでもかと言うほど、何度も何度もからかうように
しかしそれは、“好意”を持ってやっているから
昔読んだ小説に書いてありました
【好きな子には意地悪をしたくなる】
それと似たようなものかもしれません
メリオダス様は、Aが好きなのでしょう。本人以外の皆さんも知っているはずです
しかしそれは、彼女を悩ませる棚となってしまった。大切にしている人ほど空回りをしてしまう。今がその時なのです
それが苦しみとなるのなら、私はお友達を救いたい
「エリザベス、どう思う？」
「あっ、えっと…」
ですが、これはメリオダス様が言わなければいけないこと。私がしてはいけない
でも、手助けくらいならいいですよね
「A、メリオダス様は貴女を大切に思ってますよ。イタズラも、なにか意味があるかも知れません」
「意味？」
「意味です。それはご自身で確かめてください」
「えぇ〜っ」と口を尖らせる彼女に私は笑いかけた
今はこれでいいんです。その時ではありません。貴女自身の目で、その心で確かめて知ってほしい
そして、笑っていてほしい
そのためにもメリオダス様、Aを解ってくださいね
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リオ(プロフ) - 桜花さん» それでも構いませんし。コメント欄にある私の名前もURLになっています。私の作品一覧が載ってあるので、「生命の罪」というか作品を探してみてください。 (2019年7月3日 21時) (
レス) id: 0673ec93e1 (このIDを非表示/違反報告)
桜花 - リオさん» 返事有難うございます。ページですか？それは何処にありますか？コメント欄の下にある作者ホームページの事でしょうか？ (2019年7月3日 16時) (レス) id: ceece7fa78 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - 桜花さん» とても有り難いコメントありがとうございます。続編をとてもゆっくりですが続けて書いています。よろしければ私のページから見てみてください。拙い文ではありますが、見ていただけると幸いです。ありがとうございます。 (2019年7月3日 16時) (レス) id: 0673ec93e1 (このIDを非表示/違反報告)
桜花 - リオさん» まだメリオダス夢かいていますか？もし此が届いてみていたら知りたいので何かしらの返事か更新が知りたいです。 (2019年7月3日 8時) (レス) id: ceece7fa78 (このIDを非表示/違反報告)
桜花 - 初めてよみましたがとても良かったです。この続きが気になるのとまだ占いツール？続けいるのか知りたいです。見ているかも分かりませんがもし見ていたら返事がほしいです。 (2019年7月3日 8時) (レス) id: ceece7fa78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rio1001/
作成日時：2015年11月13日 17時
