[メリオダス]消えたもの

☆27話☆ ページ34

貴女side



さてさて皆さん、私たちはどこにいるでしょーか？



まあそんなクイズはもうすぐわかります。もしかしたら、もう察しの良い方はお気づきかもしれませんね



それにしても団長、バカだよね。バカすぎるよ！




「待って！待ってってば！！ディアンヌっ！」




すぐに気づいてくれたらしいキングがディアンヌを呼び止める


ディアンヌは気づいてくれたのが嬉しいのか、ハッとして振り向きキングを見つめた




「……だよね？」


「キング……」


「どうしてそんなに小さくなっちゃったの？Aは？それにエリザベス様も……」



キングはキョロキョロ周りを見て探してくれてる。ごめんね私そっちじゃないんだ


そんな意味も踏まえて応えた




「ここだよーっ」


「え！？」


「キング様、私たちならここに」




さぁ、さっきのクイズに戻りましょう



“私たちはどこいるでしょーか？”


もうお分かりですね？



ディアンヌがキングに近づき、ヒラッと制服のリボンを少しずらす


小さな小さな私たちは、隠れながらキングに言った



「ここだよ」

「ここです」


「ダブルおどろキング！！」




正解はディアンヌの胸のなかでした。色々あって私たちは縮んでしまい、こうしています


てかダブルおどろキングって。キングの目がすごいことになってたよ



「おーいキング〜」




あ、団長たちだ。バンに答えでも聞いてのこのこやってきたのかな？別に怒ってるわけじゃないけども


キングと同じように私たちは呼びかけた




「やっほー団長！」


「A！そんなに出てはメリオダス様にみえてしまいます！」




おっと危ない。さすがに無防備だった



団長は驚いた顔をして私をじーっと見た。今じゃ大きく見える顔に私は少し怯む

目大っきいなぁ…




「え？…お前A？」」


「う、うん…」


「それにエリザベスも…」


「メリオダス様、Aを見すぎですっ」


「あはは……」


「とにかく、3人に事情を聞こうよ」




キングの提案により話はひと段落した
うん。確かに何も説明なしだもんね


みんなはそれに頷き、くじを引いてた控えの間に戻った



途中団長に見られてたけど、気にしない気にしない

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