［2］previous life ページ3
リョウ-side
お城を脱け出し、秘密の場所へ向かっている。
俺の住んでいるロッソ王国と隣のローザ公国の国境近くにある『流星の丘』。
まぁ、俺が名付けたんだけどね。
寝転がって、手を伸ばせば、届きそうな満天の星空を見上げると、何だか落ちつくんだ。
悲しい時、
嬉しい時、
どうしようもない感情に押しつぶされそうな時、
一人になりたい時、
そして、アイツに逢いたい時、
俺は、ここにやって来る。
ごろんと、寝転がると、自然と涙が溢れてきた。
ロッソ王国には、俺の居場所はなかった。
母さんが亡くなってから、父さんも兄さんたちも変わってしまった。
国益のため、国民を守るため。
そう言って、近隣の国々へ侵略を続ける。
本当に、そうなのかな。
争ってばかりじゃ、みんな、傷つくだけなのに…。
国では、ひとりぼっちの俺だけど、ここでは、一人じゃなかった。
「逢いたいなぁ。」と願って、目を閉じれば、ふわっと微笑むかわいい笑顔が脳裏に浮かぶ。
ふふふ、それだけで、心が和らいだ。
初めて、この場所にやって来たのは、母さんが病気で亡くなった、あの日。
森の中をさまよって、たどり着いたのが、この場所だった。
膝を抱え、泣いていた。
心に、ぽっかりと開いた大きな穴。
どんなに泣いても、母さんを失った悲しみは、消えなかった。
辺りが、暗くなり始めた頃、人の気配を感じた。
？『どうしたの？ 泣いてる…の？』
『…』
何も答えたくなくて。
黙ったままでいると、何も言わず、俺の隣に座ったんだ。
ふわっと香る甘い薫り。
肩が触れそうで触れない、心地よい距離感。
ただ、ずっと、一緒にいてくれたんだ。
どのくらいの
目が合うと、にこって微笑みかけてくれた顔がかわいくて。
なぜだか分からないけど、この子なら大丈夫って、思ったんだ。
…
まずは、前世のお話から、スタートします。
前世の中でも、普段の会話は「 」、回想の会話は『 』で、書いていきます。
ちなみに、リョウは、ロッソ王国の王子さま。
三兄弟の末っ子です。
長男がコウ、次男がユヤ。
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ゆう(プロフ) - hallさん» hallさん、コメントありがとうございます。おまけ、�△任垢諭� 了解です。おまけは、�△瞭睛討砲覆蠅修Δ任后Ｂ膵イ�って言ってもらえて、嬉しいです。これからも、よろしくお願いします！ (2020年3月16日 5時) (
レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
hall(プロフ) - ゆうさんお疲れ様でした！！おまけ話�△�読みたいです(>_<)ゆうさんの作品を見て大好きなので楽しみにしています！頑張ってください！ (2020年3月16日 0時) (レス) id: c7890d568e (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - happy0511さん» happy0511さん、コメントありがとうございます。ゆうの作品、好きになってくれて、嬉しいです。おまけ、�△任垢諭� また、読み返してもらえるように、がんばります。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - かほさん» かほさん、コメントありがとうございます。他の作品も読んでくださり、嬉しいです。おまけ、�△任垢諭� やっぱり、やまちね ですかね〜 今後とも、よろしくお願いします。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
happy0511(プロフ) - コメント失礼します。流星の詩いつも更新楽しみにしてました。おまけ出来れば、�△�読みたいです!ゆうさんの他の作品も大好きでよく読み返してます。これからも頑張って下さい!! (2020年3月15日 14時) (レス) id: 26f4520a2b (このIDを非表示/違反報告)
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