♯11 ページ12
裕翔-side
抱きよせれば、遠慮がちに背中に手を回して、服を握ってくる。
そのしぐさに、ドキンと心臓が跳ね上がり、体温が上昇する。
腕の中のちぃが、心なしか熱く感じるのは、やっぱり熱があるんだろうか。
しばらくそのままでいたけど、一向に、離れようとしないちぃ。
俺なら、こんなに悲しい思い、させないのに…。
守りたい。
好きだ。
身体中から溢れ出す、ちぃへの想い。
弱っているちぃに、付け入るようで、ずるい気もするけど、もう止められなかった。
「…ちぃ。」
名前を呼んで、ゆっくりと体を離す。
目の前には、涙で潤んだ瞳、ピンク色の唇。
ドキドキが止まらない。
熱に浮かされた子どものように、無意識だった。
「…ちぃが、好き。」
気づいたときには、唇を奪っていた。
角度を変えて、何度も。
ヤバい…、でも…。
はじめは少し抵抗したちぃだったけど、しっとりと唇を重ね、離れる度に、
「好き。」
愛の言葉を囁けば、ちぃの体から力が抜けて、されるがまま。
「…ごめん。俺…、ダメって分かってるけど…、
ちぃが…、ほしい。」
びくんと、肩を揺らすも、それでも抵抗してこない。
「嫌だったら、突き放して…？じゃないと、俺…。
もう、止められないよ。」
なけなしの理性で発した言葉だったけど、ちぃは俺の服を掴んだまま、動かなかった。
そんなちぃの態度を自分のいいように解釈して。
そのまま、ソファーに押し倒した。
…
次、裏入ります。ご注意ください。
ゆう でした。
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ゆう(プロフ) - なるみさん» なるみさん、ありがとうございます。また、何か書いていくので、チェックしてみてください。 (2018年7月24日 5時) (
レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
なるみ(プロフ) - コメント失礼します（（ 今回のゆとちね、すごくよかったです！これからも応援しています。 (2018年7月23日 15時) (レス) id: 06abf45221 (このIDを非表示/違反報告)
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