Part7-3 ページ4
狂眼SIDE
荷馬車が大きな屋敷の門の前で停止した。どうやら着いたようだ。
もう一人の使用人の案内に従って屋敷へと入る。
別に興味は無いが一つだけ確かめたいことがあって、案内してもらった使用人に訪ねた。
狂眼「先程荷馬車を引いた使用人は普段何をしている？」
あの獣人が奴 隷であるか否か。
奴 隷だからどうする、というあけでない。
それは彼の問題だ。
ただ、彼がこんなに人が居るのに誰にも助けを求められないという状況なら、と思っただけだ。
執爺「ご心配には及びません。主人は彼を奴 隷としてではなく料理長としてこの屋敷においておられます」
No.26「リョウリチョウ？」
こんなに大勢人が来るなら獣人と聞くだけで嫌う奴もいるだろうに、使用人として雇うどころか料理をさせるとは不思議な主人だ。
不躾な態度を取っていればわしが叩き直してやれば良いか。
・
夢主［夕食の準備が整いました。食堂までご案内します］
長旅でおろそかになっていた自分の機械の整備をしているといつの間にか夕食の時間になっていたようだ。
狂眼「すまない、言ってなかったがこのロボットNo.26の分も用意してほしいのだが」
夢主［はい。承っております］
何故じゃ？
No.26「ボクモタベル、ユウショク」
狂眼「自分で言ったのか。すまんな、こいつには自我があるんだ。何度解体してもそれは取り除けなかった。しまいには人間のまねごとをするようになってな。本体のエネルギーは電気だが食事を取らないと停止するんじゃ」
夢主［なるほど、それでもちゃんと手を抜かず同じものをご用意しますよ］
狂眼「そうか。それと、呼びに来て貰って悪いのだがこいつはまだ調整中でね。暴走したらわしの手に負えなくなるのでここで食べても良いだろうか」
夢主［かしこまりました。こちらにお持ちします］
狂眼「一ヶ月くらいは様子を見る。わしはこいつが先客と合うかどうかもかねて食堂で食べさせて貰おう」
食事を食べさせてやるのだから今日は部屋で大人しくしていなさい、とNO.26を言いくるめ、自分は食堂に向かう。
既に賑やかな食堂になんとも個性的な客人が揃っていた。
芸者「もしかして今日来はった新人はん？これからよろしゅうな」
黄衣の王「どんな奴が来ようと我が最年長なのだ」
道化師「何張り合ってんだよ」
リッパー「お席、お隣のようですね。彼の食事は期待以上ですよ」
どうやらさほど心配ないようじゃな。
狂眼「バルクじゃ。宜しく頼む」
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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ひまわり(プロフ) - 直せたと思います。夜雨さんご報告感謝いたします。ありがとうございました。 (2020年8月29日 16時) (
レス) id: cb9667eabc (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - あら！ありがとうございます、直しますね (2020年8月29日 16時) (レス) id: cb9667eabc (このIDを非表示/違反報告)
夜雨 - 7ー2が石ではなく医師になっていますよ (2020年8月29日 15時) (レス) id: a3c70cbb44 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - お待たせしましたっ！ロビーくん可愛いからどんどん書けちゃいます！ (2020年7月7日 17時) (レス) id: cb9667eabc (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - 薔薇杖さんありがとうございます(^_^)もう少ししたら更新する予定なのでそれまで待って戴けると幸いです。 (2020年6月30日 11時) (レス) id: cb9667eabc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり | 作成日時：2020年5月23日 1時
