#126 ページ31
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「…で？Aはそのチガサキさんって人好きなの？」
『………は？』
思ってもみなかった発言に、うっかり箸で挟んでいたアボカドを落としてしまった。
汚なー、なんてボヤきながら私が落としたアボカドを拾うのは友人の卯月新。ちなみにアイドル。
この業界で、天馬くんのように幼なじみでもなく、ジュンくんのように恋愛のいざこざがない…本当に純粋に友人をしてくれる唯一の友人だ。
その友人に、先日の茅ヶ崎さんとのことを話したらこう返された。
…正直、なんでこんなこと言われてんのかさっぱりわからん。
「いやー、だってさ。そんな弱ってる時に優しくされて嬉しかったんでしょ？世間から騒がれても、全然嫌じゃなかったんでしょ？
ってことは、好きなんじゃないの？」
『…ちょっと単純すぎやしませんかね新さん。』
「え〜」
新は、つまらなそうにイチゴミルクを吸った。
…いや、にやにやはしてるけど。
『茅ヶ崎さんは…そういうんじゃないよ。私なんかが好きになっちゃダメ。』
「…と、言いますと？」
『……年上だし…それに！演技指導に行ってる劇団の人だし…！！』
「でもさぁ、俺と食べに来てるときにチガサキさんの話題が出るってことは、それなりに意識してるんじゃないの？」
『そっ、それは…！ただ、最近あった出来事として…。』
茅ヶ崎さんを意識してるのかしてないのか…そう考えると、わからない、というのが正直な感想だった。
一緒にいて楽しいし、落ち着く。まだ完全な素を見せられる関係ではないけど…。
それに、私は茅ヶ崎さんに迷惑を掛けすぎている。
部屋に転がり込み、面倒を見てもらっている…。
ひとりが好きな茅ヶ崎さんの、プライベートを壊してしまっているのは事実だ。
そんな茅ヶ崎さんに、好意なんて…。
「それか、他に気になるヤツでもいるの〜？Aはいつもだれかしらに言い寄られてるから。」
『偏見。』
そう言われると、やっぱり思い出すのは斑鳩さんとのあの出来事。
ホテルで言われた、意味深なことば。
…別に、斑鳩さんは私に好きって言ったわけじゃない。けど、あれは好きって意味なんじゃないかと考える自分もこっそりいるわけで。
思い上がることはしたくない、けど放置もしちゃいけないような気もする。
『…私、どうしたらいいのかなぁ。』
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夢花(仮垢) - 夢主ちゃん頑張れ…。あ、どこかは忘れましたが(すみません)、この続編のどこかに「してしまった」の所が「してひまった」になってました。今自分が覚えてるってことは割と最後の方です()中途半端 (2018年11月16日 9時) (
レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 悠斗さん» コメント、並びにご指摘ありがとうございます。早急に訂正させていただきます。大変失礼いたしました。 (2018年4月7日 14時) (レス) id: 92b7e8a327 (このIDを非表示/違反報告)
悠斗(プロフ) - いつも楽しく読んでいます。文字ミスなのですが120ページの「仕事が立て込んでて、MANKAI両へ帰る余裕がなかったのだ。」 のところで『両』ではなく『寮』ですよね。 (2018年4月7日 11時) (レス) id: c0cfb0f959 (このIDを非表示/違反報告)
ますみすみ(プロフ) - いやぁぁぁｯ///みすみーｯ///本当この作品大好きです!!! (2018年4月3日 0時) (レス) id: 43e6e1321d (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - ひぃゃゃゃゃああ！！！三角〜！！！かわいいよ〜〜〜！！！ (2018年4月2日 21時) (レス) id: 700d4b33cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青
| 作成日時：2017年11月6日 22時
