#123 ページ28
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結局、私はあの仕事を受けてしまった。
どうやら、私が最後の1人だったらしく…私が折れたことにより企画はスタート。
次の日には3万人の一般人にアンケートを取られ、私は見事に当選してしまった。
…まぁ、不幸中の幸いとして選ばれたメンツは知り合いばかりだったけど。
けど、やはり気は乗らない。
別に私はピンクの髪の毛を隠してるわけじゃない。番組の、幼い頃の写真を〜みたいな企画ではちゃんとピンクの写真だし、劇団やってた最初の時期はピンク色の髪の毛だったからwikiにも書いてる。
ただ単に、今ピンクの髪になるのが怖いだけ。
…また、自分がわからなくなるかもしれない。受け入れられないかもしれない。
そんな不安ばかりが、私の胸を締め付けた。
久しぶりに寮に帰ってきたけど、会ったのは東さんだけ。(たまたまいたから。)
あとはボールチェアに入ってぼうっとしていた。
どうしたらいいのかな、なんて。もう遅いのに。
「ゆーいさん。」
『えっ！？』
突然、聞いていた音楽が遠くなり耳元で綺麗な声がした。
驚いてそちらを向くと、まだスーツ姿の茅ヶ崎さん。
…うわぁ…、もしかして、声かけてくれたのに私気づいてなかったのかな…！？
『すっ、すみません！私気がつかなくて…！』
「いーよいーよ、そ、れ、よ、りーっと。」
『へ、』
茅ヶ崎さんは私の横にヘッドホンを置き、器用に私の前髪をくくった。
触ってみると、いつもの茅ヶ崎さんと同じちょんまげみたいな感じ。
そして、自分も前髪をあげていた。
「今、由井さんって自分の仕事は自分で選んでんだよね？」
『は、はい…。』
「じゃあ、由井さんがしたかったら基本的にはできるってこと？」
『そうですね…これでも有名ではあるので、ある程度のわがままは許されてます…。』
「りょ。」
茅ヶ崎さんは、私の手を引いて立たせる。
そして、ソファに座らせて私の手にスマホを持たせた。
頭にはてながいっぱいの私をスルーし、テーブルにカメラやPCなどの機材をセットしていく。
「俺のことはたるちって呼んでね。」
『ちょっ、ちょっと待ってください茅ヶ崎さん！？
これは一体…！？』
私が焦って詰め寄ると、茅ヶ崎さんはフッと微笑んだ。
そして優しい口調で続ける。
「由井さん元気なかったからさ。たのしーことでもしようかなって。
俺にできることは、これじゃん？」
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夢花(仮垢) - 夢主ちゃん頑張れ…。あ、どこかは忘れましたが(すみません)、この続編のどこかに「してしまった」の所が「してひまった」になってました。今自分が覚えてるってことは割と最後の方です()中途半端 (2018年11月16日 9時) (
レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 悠斗さん» コメント、並びにご指摘ありがとうございます。早急に訂正させていただきます。大変失礼いたしました。 (2018年4月7日 14時) (レス) id: 92b7e8a327 (このIDを非表示/違反報告)
悠斗(プロフ) - いつも楽しく読んでいます。文字ミスなのですが120ページの「仕事が立て込んでて、MANKAI両へ帰る余裕がなかったのだ。」 のところで『両』ではなく『寮』ですよね。 (2018年4月7日 11時) (レス) id: c0cfb0f959 (このIDを非表示/違反報告)
ますみすみ(プロフ) - いやぁぁぁｯ///みすみーｯ///本当この作品大好きです!!! (2018年4月3日 0時) (レス) id: 43e6e1321d (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - ひぃゃゃゃゃああ！！！三角〜！！！かわいいよ〜〜〜！！！ (2018年4月2日 21時) (レス) id: 700d4b33cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青
| 作成日時：2017年11月6日 22時
